sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

2019年 進級論文について

こんにちは、佐山ゼミ新4回生の李暐強です。

今回は、先日作成した進級論文について書かせて頂きます。

テーマは、「三田市における資源廃棄物リサイクル事業に対する住民環境意識調査」というものです。

 

このテーマを選んだ理由は、三年前、プラスチック容器包装を収集しない三田市に引っ越して来た時からずっと抱えた、日本の資源廃棄物の処理方法に対する疑問と違和感です。

自分の母国台湾(中華民国)では「一般廃棄物回収清除処理弁法」により、収集する一般廃棄物の種類(項目)はほぼ全国統一で、「法定資源廃棄物であればリサイクルする」ことが現状です。このような取り組みによって、「リサイクル可能なものは出来る限りリサイクルに出す」という環境意識も社会中に浸透しています。三田市現行政策のように、プラスチック容器包装を燃えるゴミに出すこと自体はあまり想像できなかったです。

この度は三田市における資源廃棄物リサイクル事業に亘り、三田市民100人を対象に、環境意識調査(アンケート調査)を行います。また、「環境配慮行為」にあたる「マイバッグ利用」という行為を100人モニタリングした結果をこの論文で論じています。

サンプル数が少ないですが、実際にアンケート調査を実施した結果、約89%の市民は、現行のPETボトルとガラス瓶の収集頻度が少ないと考えております。また、約98%の市民は、プラスチック容器包装を新たな収集項目として設けて欲しいという傾向があります。環境配慮行為のアンケート調査に「レジ袋の利用削減対策として、マイバッグ等の利用意向」に81%の人が「はい」と答えたが、実際にモニタリングした結果、レジ袋が無料の場合、レジ袋の利用率が約88%に対し、レジ袋が有料の場合、レジ袋の利用率が約33%になります。いわば、ある要因の所為で、アンケート調査の「81%の利用意向」が、実際の生活場面で19%~67%の達成率に下落したことが分かりました。

今後の卒業論文では、今回の進級論文を基に、更にサンプル数を増え、信頼性を上げつつ考察を展開し、三田市の現状解決に向けて、具体的な政策を立案したいと考えております。

 

最後まで読んで頂き、誠に感謝でございます。

李暐強(リウェイチャン)