sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文「関西学院大学体育会ワンダーフォーゲル部のごみ持ち帰り運動はいつから始まったか」

はじめまして。佐山ゼミ4期生の小椋拓眞(おぐらたくま)です。

実は初めてのブログ投稿となります。今回は初めての投稿のため、簡単な自己紹介と私の進級論文の概要について投稿させて頂きます。

 

まず自己紹介です。先日実質的に引退しましたが、私は関西学院大学の体育会ワンダーフォーゲル部に所属しています。何の部活だと思う方もいると思います。簡単に言えば、山に登っている部活です。夏は登山、冬はスキーといったアクティブな部活でした。佐山ゼミには登山枠で入ることができたのかもしれません。

 

自己紹介はさておき、進級論文「関西学院大学体育会ワンダーフォーゲル部のごみ持ち帰り運動はいつから始まったか」の概要について書いていきます。

テーマは進級論文のタイトル通り、関西学院大学体育会ワンダーフォーゲル部(以下、「KGWV」と言う。)のごみ持ち帰り運動についてです。3年間登山を続けていく中で、山岳地帯の環境問題について、特にごみ問題について関心を持ったのでこのテーマを選びました。

本論文では、まずKGWVの歴史について書かせて頂きました。KGWVの歴史についてはKGWVの50年史やOB・OGからのヒアリングに基づいて書いていきました。KGWVの長い歴史の中で山岳地帯への環境意識は、全国の主要な山岳地帯での環境問題意識の変遷に影響を受けているのではないかと考え、ヒアリング調査を基にこれらを明らかにしていきました。

ヒアリング調査では、電話や面談を通じて多数のOB・OGに協力をしていただきました。ヒアリング調査だけでは調査内容があいまいになるため、KGWVに保存されている過去の登山計画書等を参考にしてヒアリング調査の客観性を高めました。この結果により、KGWVのごみ持ち帰り運動は全国の主要な山岳地帯での環境問題意識の変遷とそれに対する取組の変遷に大きな影響を受けていることを明らかにすることができました。

KGWVは全国の山岳部・ワンダーフォーゲル部の例に過ぎないので、全国の学生登山が同じように全国的な環境問題意識の変遷に影響を受けているかどうか明らかにできなかったことが課題です。

卒業論文では今回と同じように学生登山を取り上げるかどうかは、まだ決めていません。しかし、今回、このように私自身が所属している部活の歴史・環境意識等を知ることができ、非常に良かったです。

 

長くなりましたが、以上で進級論文についての投稿を終わらせて頂きます。

ご愛読ありがとうございました。