こんばんは！！長谷川です。
今回は佐山先生から卒業論文について考えたこと等をブログに記載するように話を頂き、関心のあることについて書きたいと思います。(連続投稿になってしまい申訳ございません…！)
3年次に日本の地方創生についてざっくりですが学び、
先日韓国に住んでいる姉に会いに行ったのですが、そのときに日本と違うな～と感じることがあったので綴ろうと思います。
姉の住んでいるのは韓国の世宗市(セジョン市)と言われるところです。
ほとんどの人の認識として韓国といえば、ソウルだと思います。(または釜山）
なので、なぜ姉が世宗市に引っ越したのか、そもそも世宗市って何処だろう？！から疑問が沸々と湧き、韓国に用事もあったので行ってきました。
世宗市とは.：韓国ソウル市では全人口の約50%が首都圏に集中している。政府ではこれを解消するため、行政機関を地方に移すための「セジョン新都市」建設が始まった。主な省庁をソウルから車で1時間30分ほど離れたセジョン市に移転することで、公務員の引っ越しを促し、ソウルの人口を減らすことを目的とした。しかし公務員の多くは子供の教育を理由にソウルから離れようとせず、高速バスで通勤している。
実際にソウル市から世宗市まで車で2時間ほど掛かりました。
確かに、遠かったです…。
着いてみてびっくり！
↑ ほとんどのお店が新しい。建てられて間もないお店ばかりです。
道も道路も含め、全体的に町自体が、すべて綺麗で、最近出来た建物だと感じるところばかりでした。
そして高層マンションが立ち並んでいます。こちらも新しい。
実際に世宗市が出来たのは、2012年。ソウルに置いていた省庁も何個かは移すことで、公務員の5000人は世宗市に移ることになります。
また、ほとんどの有数大学はソウルにありますが、そのいつくかのキャンパスを世宗市に新たに設けることで、大学生の流入も図っているそうです。
世宗市は、国がソウル一極集中の解決案として策案されるまでは、人口1万人にも満たない田舎でしたが、現在の勢いだと20万人まで近づいています。
実際に住んでいる人の話を聞いていても、世宗市に移り住むのは、仕事の関係で世宗に来ることになったケースや、世宗市が新都市として国がＰＲしているため、今なら大きなマンションも安く買うことが出来るので移り住むケース、教育のためにetc..などでした。
ちなみに私の姉は完全に、ソウルより世宗で暮らす方が広いマンションで生活出来て安いから移住した、だそうです(笑)
韓国で初めてソウル以外の都市を訪れてみて、「現在進行形で開発が進んでいる都市ってこんな感じなのか・・・！」と不思議な気持ちになりました。住んでいる人もほとんどソウルからの移住者なので、みんなコミュニティも新しいように見えました。
途上国の進展とはまた違う、先進国の開発の形を見たような気分になりました。
また余談ですが、
韓国の友人が、大阪へ遊びに来ると連絡があったので「大阪にはUSJがあるよ！」と教えたところ、その友人がとてもビックリしていました。
その理由は、韓国ならそういったアミューズメントパークはすべてソウル市にあるから、「日本もUSJは東京にあるのだろう。」と思っていた。とのことでした。
また大学に関してもですが、同じ理由で少し誤解をされました。
韓国なら、有名・難関大学は釜山大学を除いてほぼ100% ソウル市に位置します。なので韓国の大学生はほとんどソウルへ通います。
その理由で、日本も同じように、難関大学＝東京に位置する と思われていて、「日本の大学生はなんでみんな東京へ進学しないのか」というような疑問をもたれました。この件に関しては日本は大学は北は北海道から九州まで、難関大学と言われるような大学は韓国に比べると凄く均等に分散していて、東京一極集中ではないんじゃないのかなぁと思います。（北海道大学や九州大学も、東京から離れているけど日本を代表する大学がある。）
でも総括して、韓国の人の認識から日本を見ると、そう思ってしまうのも無理はないかなと思いました。
話が逸れましたが、
日本以上に首都一極集中が進んでいる韓国にとって、「新しい都市をつくる」という決断をし、実際に省庁や大学再編まで実行するという政策に対して
完全に主観ですが、日本だったら絶対ここまでしないだろうなぁ～と思ってしまいました。道州制でさえ進めることが難しいなかで、東京一極集中を改善するために省庁を他府県へ移すことなど、たぶん大きな声をあげなさそうだし、まず国民がそういう大きな変化を受け入れるかな？！と思いました。
そういった部分を含めても、日本と韓国の違いを感じました。また地方創生の面で、もう少し深く知っていけたらいいなと思います。
