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関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文「少子化に伴い廃校になった公立学校の有用な跡地利用」

こんにちは。 佐山ゼミ五期生の師玉晃揮です。 今回は進級論文についての投稿になります。 私の進級論文のテーマは、「少子化に伴い廃校になった公立学校の有用な跡地利用」です。 研究の目的は、日本では少子化が進み、若者は東京などの大都市に仕事や利便性を求めて人が移住していく流れができており、地方では子供の数が減少し、必要性のなくなった地方の公立学校が次々と廃校になっているのが現状です。今回の研究ではそういった廃校になった公立学校の跡地を、地方活性化や地方に住む人達の暮らしを充実させるということを目的とし、どのように活用するべきかということについて提案していき、地域の特色により活用法が変わることが大きく考えられるため、具体的な案の提示ではなく、地域の自治体と行政の連携、実際の活用例から得られる情報などから、どのようなことに留意して廃校になった公立学校の跡地の利用法を考えるかということを考察しました。 フィールドワーク調査は滋賀県甲賀市土山町黒川を拠点に、2017年8月9日から8月12日の4日間にかけて現地の見学や現地住民へのヒアリング、甲賀市の市役所で職員の話を聞くなどの活動をしました。 他には実際に跡地利用された公立学校について調査し、うまくいっている要因にはどのようなものがあるのかを考察しました。 まず、甲賀市の山内地域では、行政が思う地域住民の意見と地域住民が思う行政の意見にギャップがあるため、行政である甲賀市役所から山内地域に歩み寄り、積極的に意見交換会を行い、山内小学校を今後どのようにしていくべきなのかを明らかにし、両者の考えにある溝を埋めなければならないと感じました。 その地域が持っている、観光・文化・気候などの「地域の特色」をどのように活かすかを考えることではないかと推測されます。その地域の特色を十分に理解し、それを活かすのに合ったもの、その土地が必要としているものを造ることが廃校の跡地利用を成功させる重要な要素であると考えました。 以上で報告を終わります。卒業論文でも同じテーマを取り扱うので、研究が不十分だった点があるので次回はそれらを調べていきたいです。お読みいただきありがとうございました。