sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学レポート(25) 春節を迎えました

 

大家好!みなさんこんにちは。

佐山ゼミ3回生の栗本です。

今日から大学の寮に住むことにしました。自分の居心地のよい環境を抜け出すのは少し勇気がいりますが、関学では経験できないことなので、こっちでは大学の寮生活も楽しんでみようと思います。

 

さて、今回は、台湾で迎えた春節について書きます。

 

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春節とは、中国の新年です。(日本人の感覚で言うと、旧暦上の新年なので旧正月といいます)

中国や台湾に限らず、シンガポール、韓国、ベトナムなどでも祝われ(むしろ春節のお祝いをしないのはアジアで日本ぐらい)、華人たちにとって1年で最大の祝日です。

 

春節の1か月前くらいから、家の大掃除をしたり、年越しの食べ物を準備したり、子供に新しい服を買ったりと、みんな忙しくなります。

また、家のドアには「春聯」という赤い紙を貼ります。日本のしめ縄みたいな感覚ですかね。

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春節の一日前は除夕といって、日本でいう大晦日です。この日の夜ご飯は年夜飯といい、家族全員で夜ご飯を食べるため、みんないつもより早く帰ります。

年夜飯で食べる料理には特別な意味があります。

例えば、魚を食べることは「年年有餘」といい、これは「毎年経済的に余りがでる、お金が残る、そう言うゆとりある生活ができること」を指す言葉です。餘(余)と魚の発音が同じなので、毎年お金が残るゆとりのある生活ができるようにと言う願いを込めて毎年春節に魚料理を食べる風習ができたそうです。

 

年夜飯を食べた後は、家族みんなでおしゃべりをしたり、テレビを見たりして新年を待ちます。このことを「守歳」と呼びます。伝統的な考えでは、除夕(大晦日)の夜に子供が遅くまで起きていればいるほど、両親が長生きするといわれています。

また、両親は子どもの新年が平安であるように願って、「壓歲錢」と呼ばれるお金をあげます。

深夜0時を回って新年を迎えると、みんな外に出て「鞭炮」という花火のようなものを放って新年のお祝いをします。これは観賞用というよりも、音を出すためという感じなので本当に大きな音でびっくりします。何も知らない人からしたら銃声かと思うほどです。↓

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新年の一日目は、「大年初一」と呼びます。親戚や友達に新年のあいさつをしに行きます。

「大年初五」(新年の5日目)までは、ほとんどの会社やお店は休みですが、それ以降はだんだんと街に活気が戻ってきます。

今日は春節休み、土日休み明けの月曜日だったので、やっと町がいつも通りに戻ったという感じがしました。

 

私の語学学校も休みが明けましたし、来週からは大学の授業も始まります。

新年気合を入れていきます。

 

では今回はこれで終わります。