sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学記 No.8

こんにちは! 台湾留学中の櫻井晴菜です(^^)

現在2日から6日までSpring Vacationをいただいています! 日本で言うゴールデンウイークのようなものです。 普段は台北での生活しか経験できませんが、この機会に高雄、台中、台南などに旅行に行く人が多いみたいです。 中にはこの短い期間に海外旅行に行く人や、来週から始まる中間テスト週間に向けて寮にこもって勉強する人も居て、様々な過ごし方があるようです。 私は授業で20ページのレポート課題(もちろんすべて英語)が出されたのであまり休暇を楽しめないです(泣)

さて、今回は前に田植えを行った作物栽培の授業についてご紹介したいと思います。 先々週の金曜日の授業では落花生の種を撒きました。 去年日本に居る時にお世話になっていた所では落花生の収穫しか体験したことがなかったのですが、 調べてみると日本では5月頃に種を撒き、10月頃に収穫というのが一般的なようです。 台湾ではもう日中の気温が25度を超える日が続いているのでお米と同じく日本より早い時期の栽培です。 今回は、ポットで苗を育ててから植え替えをするのではなく、畑に直播きしました。 教室で鞘から豆を取り出し、いざ畑へ向かうとそこには何もない更地が広がっており、 あれっ?と思っているとクラスメイトに備中くわを手渡され、畝立てから行うことに(笑)。 日本でもやったことがあるので自信満々で畝を立てていると、 TAさんから「もっと深く掘って!まっすぐ掘って!」とダメ出しを受けて自信喪失、、 周りのクラスメイトを見ていると、くわの使い方は人によりバラバラで、「畝が立てばよい」というような感じでした。 更に日本では畝を立てた後、レーキ(熊手のようなもの)で土を均しましたが、 台湾では(うちの大学だけかもしれませんが)土を均すのも備中くわで行いました。 備中は重いので少しやりにくく、きれいに整わないのですが、あまり気にしていないようでした。 畝を立てた畑に石灰と肥料を撒き、やっと種撒き! 今回は一般的なクリーム色のものと紫色の2種類の落花生を植えました。 種を撒いた後は防鳥ネットを畑全体に被せて作業は終わりました。

畑作業をしてみて気付いたのは、日本の農作業は丁寧で手間暇かかっているなあということです。 日本は狭い土地、寒冷な気候でも十分な収穫量を得られるように品種改良を重ね、ビニールハウス等の設備を整えるなど農業技術に常に磨きをかけてきました。 それに比べると台湾は気候が暖かく栽培に適した品種が多いので、そこまで手間をかけなくてもそれなりの収穫量が得られます また、国民性というのも関係しているのかもしれません。 一般的に日本人は、勤勉、神経質というイメージがありますが それに対して台湾人はおおらかでマイペースというイメージがあります。 実際に台湾に来てみて、確かにそうだなと思うことがありました。 例えば、台湾人は歩くのが遅いです。 台湾の友達に大学の周りを案内してもらった時、街行く人皆たらたらと歩くので せっかちな私はつい抜かしてしまい案内をしてくれている友達より前を歩いてしまっていました(笑)。 他にも、待ち合わせの約束をしても大概時間通りには来てくれなかったり、授業もたいてい教授の方が遅れてきます。 「5分前行動」を教えられて育った私には考えられませんが、、 とにかく、全員がそうとは限りませんがあまり細かいことを気にしないようなので、 農作業にしても、大雑把なところがあるのかなと思います。 日本人が細かいことまできっちりしすぎなところもありますが(笑)。 そういった考え方や行動の違いを受け入れていくことが、 これからのグローバル社会を生き抜く第一歩になるのではないかなと思い、初めての海外生活を日々過ごしています。

再見!