sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんばんは。佐山ゼミ三回生の南颯大です。

 

 私は、「日本、ドイツ、フィリピンにおけるプラスチック製容器包装の削減への取り組みの評価と兵庫県三田市への導入可能性」というテーマで進級論文に取り組みました。

 大まかな流れとして、リサイクルの先進国と呼ばれるドイツ、対策が遅れていると言われているフィリピン、そして日本の現状や課題、それに対する政策を評価したうえで、三田市に導入できる可能性があるのかを検討しました。

 日本の問題点としては、単純化して言うと制度上、中・小規模の事業者には容器包装の再商品化の義務はなく、結果的に市町村がその義務や費用負担を負っているということが見えてきました。

 そこで、ドイツに焦点を当てると「緑のマーク」と呼ばれるマークを商標化し、回収すべき商品が定められている商品に貼ることによって、その商品の回収費用を無料にするというDSDシステムを導入していることが分かり、その制度の三田市への導入可能性について検討しました。

 

 その結果、補助金や罰則の強化、フリーライダーへの対策を前提とする条件付きではあるものの導入可能性はあるということが分かりました。しかし、三田市の現状については調査が不十分な部分があったため、卒業論文では聞き取り調査等の中でさらに理解を深めるとともに、より良いものにしていきます。