sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

みなさんこんばんは! 佐山ゼミ3回生の吉崎藍です。 新たに2回生がゼミの仲間に加わりましたね。私はまだお会いできていないので これからお話できることを楽しみにしています!

ここからは少し真面目なお話で 私が昨年書いた進級論文について発表していきたいと思います。

私が書いた進級論文のテーマは 「広島県尾道市における空き家問題の解決とリノベーションの研究」です。

⚫︎研究目的 かつて茶園文化で栄えた広島県尾道市では年々空洞化や高齢化に伴い人口減少が進み、シャッター街空き家が増加している。そんな尾道市では2014年には空き家率が13.5%にまで達した。空き家が増加するということはその地域に住む人が減少しているということを意味する。そのため空き家問題は地域の活力をも奪ってしまうことで今日の日本で大きな問題とされている。空き家問題を解決するにあたり、リノベーションという言葉に注目が集まっている。リノベーションとは既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。リノベーションを行うことで深刻化していた空き家問題を解決し、更にその土地をかつてない形に変えることによって土地への新鮮さを取り戻すことができるのではないか。今回、広島県尾道市を調査することによって日本全体の過疎地域への希望を見出すことを目的とする。

⚫︎事前調査の結果 広島県尾道市では「NPO法人空き家再生プロジェクト」というプロジェクトが実施されていることが分かった。このプロジェクトは名の通り、空き家をただの空き家にするのではなく興味をひきつけるよう、役に立つようにするプロジェクトである。歴史的建物でも文化財でもない空き家を有効活用して地域再生を目指す地域として行われる「NPO法人空き家再生プロジェクト」ではコンセプトとなる5つの柱が存在することが分かった。

実際に進級論文では日本の大きな問題である少子高齢化、過疎化を初めに述べ、広島県尾道市の現状と結びつけました。その結果日本の大きな問題である少子高齢化、過疎化はもちろんのこと、尾道市の地形が大きく関係していることがよく分かりました。その上で「リノベーション」という新たな取り組みが行われていることに目をつけ、実際のリノベーションに対する取り組み内容や物件などを5つほど紹介しました。調査を進めていると、これらの物件は広島県尾道市ならではのリノベーション方法をうまく考えて建てられたものだと強く感じることができました。これから卒業論文を書く際は、プラスをしめリノベーションの有効化には何が必要なのか。そしてリノベーションで本当に地域は活性化するのか。ということなどについて述べていきたいと考えています。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。