sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

《留学体験レポートinマレーシア その13》

パギ~!おはようございます。現在マレーシアで社会貢献活動に参加している佐本朱理です。

改めまして、あけましておめでとうございます!とうとう2017年に突入し、残す活動期間も50日を切りました。最近は、マレーシア人のインターン生たちと仲良くなって色々なことを話すようになり、マレーシアの文化をたくさん教えてもらっています。

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マレー系とインド系の同い年くらいのインターン生。いつも私を驚かせたり、笑わせてくれます。

 

今日はそんなインターン生と話す中で教えてもらったマレーシアのお化けと、日本のお化けや妖怪へのマレーシア人の反応について紹介します。

【マレーシアで有名なお化け】

マレーシアにも日本でいう貞子のようなお化けがいるそうです。今回は主に3つのお化けを紹介します。(なお、それぞれのお化けの画像が見たい!という方は検索してください。自分はお化けは苦手なので、ここには載せられません。すいません・・・)

①ポンティアナ(Pontianak)

これは白い洋服を着た、西洋っぽいお化けです。足はあるそうですが、貞子のように一歩ずつ歩いて近づいてくるのではなく、服を引きずり、浮遊しながら移動するそうです。

②ポチョン(Pocong)

これはマレーシア独特!イスラム圏独特!と私が一番怖かったお化けです。マレーシアでは、亡くなった方に白い布をかぶせ、顔が見えるようにして、手首、足首、首、頭の上などをしばるらしいのですが、このお化けはその死人の恰好をしながら、顔が見える部分が真っ黒なのです。初めて画像を見たときは、これはお化けなのかなあ?くらいの軽い気持ちだったのですが、説明を知ってから画像を思い出すと恐ろしくて仕方ありません・・・。

③トヨン

こちらは緑色の子どものお化けで、ゴブリンと似ています。お金を盗むお化けだそうです。

ポンティアナとポチョンは、たいてい深い森にいて、人間が悪さをしたときにあらわれるそうです。同僚のインターン生は、学校の行事でキャンプに行ったときにポチョンを見たそうです。クアラセランゴール自然公園も森ですが、彼女が言うには、このぐらいの人が良く踏み入れる森ならば、お化けも出ないよ!と言っていました。(とは言われても、お化けが苦手な私は今夜眠れるかどうか不安です…。)

【日本の「妖怪」へのマレーシア人の反応】

マレーシアのお化けを聞く中で日本のお化けについても聞かれました。貞子、呪怨は映画の影響でよく知られていたのですが、「妖怪」というものがあまり知られていませんでした。ゲゲゲの鬼太郎の画像を見せながら、妖怪について紹介したのですが、「身近なものに魂が宿る」という考え方がマレーシアにはないようで驚いていました。妖怪の考え方は、身近な自然にも神様がやどると考える神道の影響を受けているという記事を読んだことがあるのですが、その日本独特の神道が海外の人にとっては馴染みのないものなのかもしれません。

 

今日は、マレーシアのお化けと日本のお化けや妖怪へのマレーシア人の反応について紹介しました。お化け一つにしても、国ごとに違って面白いし、そこからその国の人がどのようなことを信じるのかが見えてきて、学びがあります。勇気のある方はぜひお化けの画像を検索してみてくださいね!

それでは!