sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

ソノマ州立大学英語研修&フィールドワーク②

こんにちは、4期生の矢野未来です。

私は先日、瀬戸内国際芸術祭へ行ってきました。私の地元は香川なのですが、香川はうどんだけではありません!瀬戸内海の島々で、アートを楽しむことができるので、ぜひ足を運んでみてください。

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今回は、ソノマ州立大学英語研修&フィールドワークの続きとして、特にアメリカでの生活について書かせていただきます。

まず、カリフォルニア州に住む人々がかなり敏感だったこと、それは水です。カリフォルニア州は雨の日が少なく、干ばつが問題になっています。水は高価な上、水を使いすぎると罰金を払うことが法律で決められているそうです。そのため、どの家庭でもシャワーは5~10分程度で済ますようにルールが決められていました。特に、私のホストの家庭では、食器洗浄機を使うのをやめて、紙皿を使っていました。私の地元の香川も、数年に一回水不足になり、水泳の授業がなくなったり、特定の時間に水道が止まったりすることもあります。しかし、節水に対する意識は低く、みんながここまで水に対して敏感なことに驚きました。

次に、ホストファミリーについてです。私のホストファミリーは、お父さん、お母さん、お父さんのお姉さんの3人でした。全員フィリピン出身で、30年前にアメリカに移住してきたそうです。出会って初日、お父さんと話すと、英語が訛りすぎて何を言っているのかあまり理解できませんでした。例えば、FをPで発音するらしく、フードのことをプードと言っていました。聞き取るのが難しすぎたので、自分なりにフィリピンの訛りがどんなものなのか調べて、聞き取る練習をしました。お父さんはすごく心配性で、出かける時も、お湯をそそぐ時も、階段を上がる時も、“Be careful”と言ってくれました。また、お腹いっぱいと言っても、もっと食べて!と言って、毎日毎食たくさん食べさせてくれました。こんな話を友達にすると、過保護だと言われました。確かにそうかも…

アメリカには移民が多いことや、ヒスパニックが多いことは知っていたけれど、実際にアメリカへ行くことで、改めて認識することができました。一緒に参加したメンバーのホストの中には、コロンビア、中国、メキシコ出身の方もいました。大学の学生と交流する機会もあったのですが、彼女たちはメキシコ出身で、第一言語スペイン語、英語は第二言語と言っていました。私は日本語しかまともに話すことができないので、2つの言語を自由自在に使える感覚はどんな感じなのだろうと、羨ましく思いました。私のホストも第一言語タガログ語で、私に声をかけるときは英語だったのですが、ホスト同士で話すときはタガログ語で話していました。また、テレビもタガログ語のニュースや、フィリピンのドラマを見ていました。アメリカに移民してきても、母国の料理を食べたり、テレビを見たりと、母国の文化が好きで、大切にしているのだなと思いました。

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私は大学まで自転車で通学していたのですが、その際に感じたことがいくつかありました。アメリカでは日本車がなかなか人気らしく、予想以上にたくさんの日本車が走っていました。道路を走る際に車のメーカーばかり気にして見ていたら、日本の車会社のマークをたくさん覚えてしまいました。また、アメリカの道路の多くにはバイクレーンという自転車専用のスペースが設けられています。おかげで歩行者をよけたり、車を気にしたりする必要がなく、とても走りやすかったです。さらに、道路を横切りたいとき、車は必ず止まってくれます。これは法律で決まっているらしいです。日本でもこの2つがあれば交通事故の件数を減らすことができるのでは…しかし、日本でいう車の教習がアメリカは緩いらしく、親が乗り方を教えて、少し乗る練習をすれば免許が取れると聞きました。しかも教習代は日本円で5000円程度だとか。そんなドライバーがたくさんいると考えたら少し怖いですね。また、聞いていた通り、バスは時間通りに来ないこともありました。しかし、生活をしている中で、バスが遅れる理由を1つ発見しました。それは、アメリカ人は日本人に比べて適当な面が多いからです。実際に、バス停でない所で乗りたいアピールをすれば止まってくれました。こんなことが続くからどんどん遅れていくのだろう、と思いつつ、止まってくれたのでありがたかったです。

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他にもアメリカで感じたことは、ここには書ききれないくらいありました。実際に足を運ぶことでしか感じられないことはたくさんあると思います。私は留学するのはこのプログラムが初めてでした。自分がアメリカで生活する姿を想像できず、なかなか応募する決心がつきませんでした。百聞は一見に如かずということで、自分が行きたいところに実際に行くこと、やってみたいことに挑戦すること、これからも続けていきたいと思います。