sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

ゼミを通して感じたこと

こんにちは。佐山ゼミ4回生の寺尾 洋(テラオ ヒロ)です。 今回は、春学期が始まりゼミで感じたことを書かせてもらいます。 4月から私は4回生になり、後輩の3回生が新たにゼミへ加わりました。そこで、改めて佐山ゼミに所属する意義を確認することが出来ました。それは、佐山先生が学生の前で「このゼミはゼミ側が学生に対して何か与えるゼミではない。学生がこのゼミに対してどういう付加価値をもたらすことが出来るのか。」と述べていたことです。 その話を聞いて、私は「体育会サッカー部の副キャプテンという立場からゼミに対して必要とされる存在になる。」と言う決意を再確認しました。それは、一般学生のように勉学に対して主体的に取り組むのは勿論、何か1つでも頑張れば、凄い成果を学生時代に経験できることを知ってもらい、 その「模範」となることです。 これが、私が佐山ゼミに所属する使命だと考えます。

話は変わりますが、サッカー部での活動事情上、私は3回生と共に講義を受けています。 その中で、『エスノグラフィー入門』という本を読み、人生にとって非常に大切で本質的なことを学んでいると感じました。 ではなぜ、エスノグラフィーを学ぶことが重要なのか。その答えは、「エスノグラフィーを学び、様々な事象問題に対して柔軟に自ら動いて問題解決する」ことに尽きると考えます。言わば、問題解決のツールを把握することです。 論文を書く際、3つの手法があると考えます。 ①資料調査法 ②量的調査法(アンケート調査など) ③質的調査法(フィールドワークなど) です。 ①と②に関しては、インターネットなどが普及し、既に手に入れることの出来る情報です。しかし、その情報が「本当に正しいのか。」、「他の事象に適用出来る数字なのか。」など①と②だけでは事実を解決し切れない状況に遭遇すると考えます。 そこで、③の「現地、現物」を行うことで様々な状況に対した柔軟な解決策が導き出せる可能性があります。 例えば、「人口問題」という問題1つにしても、地域によって、原因は様々です。そこで、重要になるのが、現地の問題を知ろうと実際に足を踏み入れることです。 また、それだけで終わらすのではなく、感じたことを自分の中に落とし込み、周りにも感じたことを伝えるべく「概念力」を発揮するのが私たちには求められます。 概念力とは、自分の経験、政策などを言語化までに落とし込むことです。言語化出来て、ようやくエスノグラフィーの成果が発揮出来ます。 エスノグラフィーを学び、言語化することは、「大学生の論文」、「学生の採用面接」、「社会に出ての仕事」全てに活かすことが出来ると考えます。 なぜなら ・現地で学ぶ→学んだことを言語化→価値を伝えて社会に認められる。 このサイクルは全てに共通するからです。 私はこれまでの人生で、学んだことを言語化する機会が少なかったです。 だからこそ、これからは読んだ小説などをこのゼミブログで感想文として記載したり、私の学んだ価値を上手く伝える訓練をしていきたいです。