sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学レポート⑪ 台湾人大学生の温かさ

大家好!みなさんこんにちは。

佐山ゼミ3回生の栗本です。

今回は、進級論文のためのアンケート調査を通して、台湾の大学生について思ったことを書こうとおもいます。


先々週からの約1週間半、国立台湾師範大学の学生100人にアンケートを行ってきました。

昨年、佐山ゼミ4回生の櫻井さんが、国立台湾大学の学生に行ったものと同様で、

台湾の大学生の地球温暖化に対する環境意識と環境配慮行動について調査するものです。

今はまだやっと100人分のアンケートを集めただけで、集計や分析、論文の執筆はこれからなのですが、このアンケート回収を通して台湾人の学生に対して感じたことがいくつかあります。

※あくまで私の主観だということをお忘れなきよう。

■アンケートを断る人数が日本と比べて圧倒的に少ない

アンケート回収は、先生にお願いして授業中にクラス全員に配るといった方法ではなく、キャンパスや休み時間中の教室で学生に声をかけて答えてもらいました。

私は関学のキャンパスでビラ配りやアンケートを行ったことがあるのですが、関学の学生はビラであろうがアンケートであろうが、忙しかろうがそうでなかろうが、基本的に無視していきます。実際私も日本にいたらスルーしてしまうことがしばしばあります。

しかし、台湾師範大学の学生は全く違いました!!

キャンパスで歩いている人に声をかければ、必ず立ち止まって話を聞いてくれました。それから、断る人は「今から授業があるから」とか「すぐ帰らなきゃいけないからごめんね~」と言ってから立ち去ります。

なかには、「大体どれくらい時間かかる?」と聞いて「大体5分くらいです」と答えると、「それならぎりぎり大丈夫!」と言って、急いで書いた後走って帰っていく人も何人かいました。

私の見た目は台湾人にとって明らかに外国人!というわけでもないので(むしろ何回も台湾人だと間違われた)、私が外国人もしくは日本人だから立ち止まって話を聞いてくれたり、アンケートに答えてくれたのではないと思います。

国民性でしょうか、すごく温かかったです。

もし日本で同様の方法でアンケートを行っていたら、1週間半では終われなかったと思いますし、私のメンタルももたなかったでしょう…。

■適当ではなく、じっくり考えてアンケートに回答する

関学でも、たまに授業内アンケートや授業の評価アンケートがありますよね。そのとき周りの学生を見ていると、適当に回答してるなーって人もちらほら見かけます。(例えば全部2と答えるとか、自由記述欄はもちろん空白とか)

でも、台湾師範大では、適当に回答しているように見受けられる学生は、1人くらいでした。中には、1つの設問にずーっと悩んでいる人や、自由記述欄にびっしりと書いてくれるとか。

それと、自由記述欄に半数近い学生が回答してくれたんじゃないかと思います。

これも日本とは大違い。

日本ってすばらしい国だよねって、台湾に来てから台湾人や他の国の人にたくさん言われましたが、実は日本人って冷たい、ドライ、めんどくさがりな一面もあるんじゃないかな。

■アンケートを回答し終わった後に「ありがとう」と言う

私の考えでは、

アンケートを行う側は、「回答してもらえてありがたい」、

アンケートに回答する側は、「回答してあげてる」といったスタンスなのかな、と思っています。

なので、アンケートに”答えてもらった”あとは、私が「謝謝。(ありがとうございます)」と言うべきだと思うし、言っていました

しかし、台湾師範大学の学生は、

アンケートに回答し終わって私に手渡すときに「謝謝。」と言ってくれました。

しかも1人や2人だけではなく、半数近い学生がです。

「貴重な時間をもらってアンケートに協力してもらったのに、なんで私にありがとうって言ってくれるんだろう」、ともやもやしていました。

台湾人ルームメイトに聞いてみたところ、それは一種の礼儀みたいなもので台湾人にとってそれが普通なんだそうです。

例えば、友達に何か物を貸して、それを返したもらう時に、貸した側も「ありがとう」というらしいのです。

礼儀正しい日本人のつもりでいた私ですが(笑)、すこし困惑しました。

他の日本人の皆さんどう思いますか?

最後に台湾師範大の中庭と、

夜遅くまで学生が勉強しているカフェテリアの写真をどうぞ。

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これから、台湾人学生の協力を最大限生かせるように、論文執筆頑張っていきます。

では、今回は以上です。