sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文「阿蘇の在り方にみる佐山ゼミ実習への一提案」

こんにちは!佐山ゼミ2期生の河田都です。ゼミブログ初投稿です! この間の飲み会に参加できなかったのでこの場をお借りして、、、先輩方ご卒業おめでとうございます。ゼミでの経験を活かして新生活頑張ってください!3期生のみなさんとは4月の飲み会で会えるの楽しみにしてます!

さて、早速ですが私の進級論文の紹介をしたいと思います。 タイトル 阿蘇の在り方にみる佐山ゼミ実習への一提案」です。 夏期実習で阿蘇を訪れ草原の壮大さに驚き、それがすべて人々の手が加わることで維持されているということに感動しました。あまり知られていませんが、草原を維持することは野生植物保護や水資源の確保、さらに土砂崩れなど災害を防いだりする効果もあります。佐山ゼミの前の久野ゼミ時代からLink ASOという形で毎年阿蘇に行き草原維持活動を行っており、代々受け継がれてきましたが、 1)実習のマンネリ化 2)関西からわざわざボランティアに行く意味が見いだせなくなった、 3)受け入れ側がボランティアをしてくださる状態になってしまった、 4)毎年日程調整の連絡、事前訪問が困難

などの理由で今年を節目に一旦活動を終えることになりました。これは他の実習にも共通することですが、実習の本来の目的は現地で発生している諸問題を肌身で感じ、自分たちに何ができるかを考えることだと私は考えています。総合政策学部のなかでも佐山ゼミを志望した皆さんの多くは実習の豊富さに魅力を感じたことと思います。私もその一人です。講義や資料、ニュースなどで学び、知識を増やすことも大事ですが、実際に現地に行くと今までの自分のなかでの常識、価値観、問題意識が一蹴され、考え方が180度変わります。やはり自分の足で現地に赴き、活動されている人々の苦労の一端を自分の目で見て肌で感じて活動することこそが実習の醍醐味ではないでしょうか。その目的が果たせなかったために阿蘇実習は一旦終えることになってしまいました。

阿蘇では草原ボランティアの高齢化、後継者不足という問題を抱えています。ボランティアの数も減っており、一人あたりの作業負担も重くなっています。そのため私たち大学生がボランティアに行くととても喜び歓迎してくださります。これにより交流メインの実習に姿を変えてしまったことが実習のマンネリ化を招いた大きな要因であると考えます。また、年によって活動内容もバラバラで実習終了後の問題への取り組み方が軽薄な年も多々ありました。翌年度実習生への引継ぎもうまくできていないのも大きな問題だと考えています。

そこで、私はこれらの問題をふまえて新しい阿蘇実習の在り方を提案しました。新しい阿蘇実習では1)募金、2)日程相談手段の変更、3)事前学習会の開催ー目標設定、4)タテのつながり強化、5)ゼミブログ、実習ノート強化の5点を取り入れることとしました。受け入れ側がボランティア状態を何とかしたい、さらに、関西にいる私たちだからこそできることはないだろうか、、と考えた結果募金が有効だと考えました。実習終了後も阿蘇に少しでも貢献していることを形で示すことができ、何より募金には今起こっている問題を多くの人々に知ってもらえるという側面があります。また、タテのつながりは本当に、強化すべきだと考えています。阿蘇でどんなに素晴らしい活動をしても参加者間だけでその経験をとどめてしまうのは非常にもったいないなと思います。リサーチフェアで発表したり、実習後反省会を開いたりと、むしろ実習終了後の活動を多くしたいと考えています。そして翌年度参加者へきちんと活動を伝え、受け継ぎをきちんとすることが何よりも大切です。 言葉にするととても曖昧に聞こえるかもしれませんが前述した5点がうまく取り入れられれば阿蘇実習は今後も継続していくと信じています。

 

そして!!!終わらすのは絶対にいけないことなので今年も阿蘇実習行きます!論文では今年の実習のプランも決めています。そこで一緒に行ってくれる3期生募集中です!一年間、試験的に私の阿蘇実習のプラン通りに活動を行い、また改善点があればなおしていきたいと思います。活動、勉強、観光、おいしいお肉やソフトクリームも食べれますよ♪また授業前に少し時間をいただいて阿蘇実習参加者募集しに行きます!少しでも興味ある人、疑問点などあれば4月の飲み会ででもいつでも何でも聞いてください!

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ご拝読ありがとうございました!