sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんにちは、春から4回生になります、淀谷拓未です。

 


私は、「コンビニエンスストアの食品ロスと私達に出来る事」というテーマで進級論文を進めました。

 


論文では、食品ロスの現状とそれに対する各コンビニの取り組み、そこから見える課題や我々消費者が出来る事などを、実際に私がアルバイトをしているコンビニのオーナーやマネージャーなどの関係者に聞き取り調査を行い、検討しました。

 


それぞれのコンビニで食品ロス削減のための商品の開発や容器包装の改良、システムの導入、飼料化、肥料化など様々な取り組みを行っていたが、コンビニならではの商売上の慣習である3分の1ルールや、消費者行動、需要の変化、仕入れ方法などの問題から結果として日々多くの食品ロスが発生している。

 


また、聞き取り調査からは食品廃棄ロスに対する意識の低さが伺えた。実際に発注などを行っているオーナーやマネージャーは食品廃棄を減らすという意識ではなく、どちらかというとコストの削減や売り上げのために取り組んでいた印象であった。積極的に何か取り組んでいる様子もなかった。コンビニでの取り組みもまだまだ課題は山積みであるが、私達消費者も各家庭から出る食品ロスを1gでも多く削減する意識を持つことが必要である。

 


今後の展望としては、調べていく内に「フードバンク」というまだ食べられるのに廃棄されてしまう食べ物を困っている施設や人に届ける活動団体があることを知り、これがコンビニもしくは各家庭での食品廃棄ロスの削減や貧困問題などにも貢献することが出来ることから、フードバンクについてもっと深掘りして考えていきたい。