パギ~!
マレーシアでインターンシップ中、佐山ゼミ3回生の本田香織です。
先週ビザ更新の関係で、ベトナムの首都ハノイに行ってきました。
同じく国際社会貢献活動に参加しハノイでインターンをしている友人を訪れ、ハノイを案内してもらいました。
私も着くまで知らなかったのですが、ハノイはほとんどのところで英語が通じないようで、
ベトナム語が少しでもわかる友人の案内は本当に助かりました...
[caption id="attachment_4108" align="alignnone" width="300"] ↑湖と三角笠のおばちゃんという、これぞベトナム!な写真が撮れました[/caption]
というわけで今週は、ベトナムで感じた環境問題・環境意識について書いてきたいと思います。
【ベトナムの環境問題について】
現在ベトナムで大きな問題になっているのが、経済発展に伴う公害問題、とくに水質汚染と大気汚染です。
今回は、大気汚染について少し書いていきたいと思います。
ベトナム、とくに首都ハノイの大気汚染は空気が汚いのが目に見えてわかるほどで、
実際ハノイに滞在した4日間で、青空が見えた日は1日もなく、排気ガスの影響で常にどんよりと曇っていました。
そのためベトナムでは多くの人が大気汚染度を調べるアプリをダウンロードしているそうです。
[caption id="attachment_4111" align="alignnone" width="169"] ↑アプリの基本画面、汚染度をわかりやすく表示してくれる[/caption]
このアプリはPlume Labsという大気汚染をモニタリングなどをしている企業がだしているアプリで、
リアルタイムで大気の汚染度を表示してくれます。
私もハノイ滞在中に試してみたところFRESHやMODERATEが表示されることはほとんどなく、
常にHIGHかVERYHIGH、ときにはEXCESSIVEという非常に高い数値を示しており、
子どもとの外出や外での食事は避けるように、といったコメントも表示されていました。
このアプリ残念なことにマレーシアは対応していなかったため調べられていないのですが、
日本などは対応していたので、機会があればぜひ試してみてください。
また長時間外にいると喉に違和感がある日もあり、マスクをつけているローカルの方も多く目にしました。
ただ使い捨てマスクではなく、洗濯し繰り返し使える布のマスクをつけている方が多かったのには驚きました。
使い捨てより経済的だという理由だけかもしれませんが、資源削減につながっていることは確かです。
国としての環境対策の意識は低くとも、国民一人一人の意識は違うのかもしれません。
そして今回の旅行で何よりも驚いたのがこれです。
万引き防止のためなのか、スーパーに入店する際、かばんをビニール袋の中に入れられました。
しかもこのビニール袋、使用後回収しているわけでもなくお会計の際に破り捨てレジやカゴの中に放置されていました。
マレーシアでは今年からレジ袋の有料化が施行され資源削減・リサイクルに取り組み始めているのにているのに対し、
ベトナムではレジ袋どころか不必要なところにまでビニール袋を使用している現状に驚きを隠せませんでした。
またこれはローカルなスーパーではなく、高所得者層向けのスーパーでのことだったため、
本来環境問題や資源削減を率先して行っていくべきであるはずの大企業のスーパーが
このような環境配慮に欠けた対策をとっていることに、何か他の対策はなかったのかと少し残念な気持ちになってしまいました。
東南アジア諸国はすべて同じような国として認識されてしまいがちですが、
国によって政治体制も文化も料理も、
そして経済成長率や環境意識も全く異なっていることを今回の旅行で改めて実感しました。
旧市街をまわり、練乳入りのベトナムコーヒーを飲んで、ベトナム名物チェーを食べて、水上人形劇を見てと、
がっつり観光も楽しみましたが、東南アジアの経済発展と環境問題の両立を深く考えることになった旅行でした。
マレーシアとは異なる魅力を持つベトナム、皆さんもぜひ訪れてみてください!
それでは!ジュンパラギ!