sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんばんは。 佐山ゼミ新4回生の松尾諒太です。

まさかこの1年間がこのような1年になるとは思ってもいませんでしたが、自分自身、非常にプラスになった1年だと感じています。 ちょうど1年前の「残された学生生活をどう過ごすか」では、将来やりたいことは特に決まっていませんでしたが、現在はやりたいことが見つかり就職活動に励んでいる今日この頃です。

私は、「段ボールの持続可能性」というテーマについて進級論文を書きました。 現在、地球温暖化や環境汚染といった持続可能な社会への関心が高まると同時に、レジ袋有料化や2050年までに脱炭素社会の実現、再生可能エネルギーの促進といった環境問題への関心が高まっています。中でも、東京五輪選手村のベッドに段ボールが使用されるように、環境負荷が低くリサイクル効率も高いことから段ボールの需要が高まりつつあり、今後人々の生活のより近い部分において段ボールが重要な役割を果たすことが考えられます。実際に私自身、スーパーにてアルバイトをしていますが、レジ袋有料化に伴い、無料配布している段ボールに入れて持ち帰るお客様の増加を感じました。 本研究では、環境にやさしいと言われている段ボールの機能性や様々な役割から段ボールが持つ持続可能性を考察しました。日本の経済成長とともに日本国内における段ボールの消費量は増加し続けていること、商品によって使用される段ボールの構造や強度は異なること、環境に良いとされている段ボールでも環境への問題点を有していること、などといった正と負の側面から考察できたことで、持続可能な社会に向けて段ボールが持つ可能性は大いにあるが具体的にどう貢献できるのかといった提案が課題として残りました。 今後は、持続可能な社会に向けて段ボールが今後重要な役割を担うと感じた一方、段ボールを用いて環境問題に寄与できる具体的な取り組みや環境政策面からのアプローチを考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。 寒い日と暑い日の寒暖差が日に日に増していますが、皆様、体調にはご自愛ください。

松尾諒太。