こんばんは!佐山ゼミ3回生の太治あゆみです。今回は先週に引き続き環境測定実習についてお伝えします。今日は臭気測定でした。
臭気とは匂いのことです。匂いの感じ方には個人差があり、今まで測定してきた 水質や大気 のように数値化することが難しいため、悪臭に関しての環境基準はありません。さらに、悪臭は人が実際にどう感じるかが重要であるため、測定は人の鼻を使って行います。この測定をする上で欠かせないのが "臭気判定士" の方です。臭気判定士とは国家資格で、測定結果を公式に発表するには臭気判定士の方々が測定全てを総括して測定を行う必要があります。
この測定には臭気判定士だけではなく、実際に匂いを嗅ぎ、どこまで匂いを感じることができるか調べる "パネル" という人が複数必要です。今回私たちはこのパネルと、オペレーターとゆう仕事を体験させていただきました。源臭を薄めたものを嗅いでいくのですが、オペレーターとは正しい濃度に源臭を薄める役割のことです。
詳しい測定の方法は、次のようになっています。
- 3ℓの気体を袋に入れたものを3つ用意します。その中の1つはオペレーターが適当な濃度に薄めた臭気が入れてあります。
- それをパネルの人が嗅いでいき、3つのうち何番の袋に臭気が入っているかを当てます。
- 大半の人が当たることができた場合は、さらに濃度を薄めます。
これを繰り返し、匂いを感じることが出来なくなると終了です。
実習のメンバーでもかなり個人差があり、正解・不正解で盛り上がりました。
正解・不正解から得た数値を使って、臭気濃度を求めました。
他の人が感じない匂いも感じる人、匂いに鈍感でなかなか判別出来ない人など本当に様々で面白かったです。
この環境測定実習ももう3回目、次で最後になってしまいました。毎回楽しみながら知らなかったことをたくさん学ぶことができ、とても嬉しく思っています。あと1回ですが、実習メンバーでもっと仲良くなりたいと思っています。
最後になりましたが、関西環境管理技術センターの方々、毎回本当にありがとうございます。次回もよろしくお願いします。