sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

冬季白山麓実習報告

こんばんは! 佐山ゼミ3回生の芳田彩希です。 今日は、2月8日〜10日に行われた冬季白山麓実習についてのご報告をします!

○1日目 この日は朝9:30に京都を出発し、車中でのお昼ごはんを済ませ、13:30に石川県白山市白峰地区に到着しました。 白山市ジオパーク推進室の日比野さんに迎えていただき、石川県立白山ろく民族資料館を訪ねました。 館長さんからレクチャーを受けた後は、雪の上を歩く道具であるかんじきの体験と、豪雪地域で養蚕をしていた古民家の見学をさせていただきました。 実習生は4人とも雪が降らない地域の出身のため、初めてみる150cmを越す雪にとても感動しました。 また、かんじきのような道具のありがたみも感じることができました。 image image その後は、地元の方の生活を体験させてもらうため、2班に分かれてホームステイをさせていただきました。 それぞれのお宅で、地元の方の生の声を聞くことができ、関西との違いなど、たくさんのことに驚かされながら楽しい時間を過ごさせていただきました! 西田さん、小高さん、大変お世話になりました。 image image ○2日目 午前中は、ホームステイ先のお宅や、夏の実習でもお世話になっている下吉野地区の施設の雪かきの手伝いをしました。 白山麓はとても寒い場所ですが、雪かきをするとすぐにポカポカになりました! 私たちは初めての雪かきで、楽しみながら体験できましたが、これが日常となると大変だなあと感じました。 特に高齢化している地域にとっては大変な重労働なので、将来に向けた対策が必要だと思いました。 image image 午後からは、白山市の商工会の方々との連携を深めるために、取材を行いました。 ホームステイでは、豪雪地域に暮らす人々にばかり着眼していましたが、この会を通して、そこで働く人の苦労や悩みなど、貴重なお話を聞かせていただけ、とても良い機会でした。 また、知っているつもりでいた地域のことも、たくさんのイメージや先入観で片付けている部分があったことに気が付き、色々な方と関わることで、多視点から物事を考えるで大切さを実感しました。 スキー場の閉鎖によるダメージ、都市部の発達が田舎に対して『不便』という先入観を生んでいるのではないな…等、これまでの実習ではあまり話題にならなかったテーマが話し合われたのも、冬ならではの実習の成果だと感じました。 image 商工会を後にし、午前に雪かきをした吉野工芸の里で2日間の振り返りミーティングを行いました。 image その後、2日目のホームステイ先である西出さんのお宅で、皆ですき焼きをいただきました!大人数でワイワイと、とても楽しい時間となりました。 その日は実習生全員がそろってホームステイをさせていただけたので、食事が終わってから眠る直前まで、ホストファミリーの西出さんと5人で、たくさんお話をさせていただけました。 西出さん、夜遅くまでありがとうございました。 image

○3日目 最終日は、朝からたくさん雪が降っており、昨日までの景色がより綺麗に見えました。 image 吉野工芸の里でご挨拶を済ませた後、夏の実習時に、オキナグサの啓発イベントに協力してくださった金城短期大学の学生さんが学内で発表をされており、そこにお邪魔しました。 まだまだ連携という点では課題が残りますが、とても素晴らしい発表をされていて、刺激を受けました。 その後、B級グルメであるカレーを堪能して、帰路に着きました。

3日間でたくさんの方々にお世話になり、そのおかげで短い時間の中でとても濃い時間を過ごすことができました。 私たちがこのような充実した時間を過ごすことができるのは、先輩方が現地の方々との関係を築いてくださったからです。 この繋がりを大切にしながら、さらに発展させられるように努力をしていきます。 私たちは現地の人間ではないため、どれだけ地元の方々とお話をさせていただいたとしても、当事者にはなれません。 ですが、外部の学生だからこそ、地元の方々とは違った視点で活性化について考えられることはできますし、気持ちに寄り添うことはできると考えます。 微力ではありますが、現地を訪問したり提案を続けていくことで私たちが起爆剤となり、少しでも現地の方々へ還元が出来るように、現地の皆さんや環境に感謝しながら残りの1年が実りのあるものになるよう、努力していきたいです。 お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。 image image image