sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文「篠山市のニホンザルが引き起こす農業被害問題の実態と解決策の提案」

こんにちは。佐山ゼミ3回生の雪岡です。

はじめに、4回生の皆さんご卒業おめでとうございます。

先輩方の姿からは学ぶことも多く、私も新しく入ってくる4期生から慕われるような4回生になりたいです。

4期生の皆さん、これから1年間と短い間ですがよろしくお願いします。

触れ合う機会も多くなると思うので、色々な話ができればいいなと思います。

 

今回は進級論文についての概要などを書かせていただきます。

 

進級論文のテーマは「篠山市ニホンザルが引き起こす農業被害問題の実態と解決策の提案」です。

獣害問題と言っても数多くありますが、今回は私の地元でもある兵庫県篠山市で近年問題視されつつある農業被害問題に焦点をあてました。

また、研究を進める中で、篠山市に生息している野生動物はシカやイノシシなど数多くの野生動物が生息しており、その動物ごとに被害状況や被害対策が異なることが判明しました。

そこで、論文ではいくつかの篠山市特有の特徴が見られた二ホンザルを対象動物に位置付け、調べました。

篠山市の二ホンザルによる農業被害は、農業被害のデータが観測された2003年から年々増加しており、二ホンザルの被害が発生しているエリアが年ごとに変わっており、徐々に広いエリアで被害が確認できたのが特徴的でした。

また、篠山市は獣害被害対策を積極的に行っているにも関わらず、顕著な成果を挙げられていないことも知ることができました。

これには様々な要因があると思いますが、猿害に対する市民の意識の低さや行政と市民の連携が上手く取れていないことも関係しているのではないかと考えました。

解決策としては、兵庫県香美町で考案された「おじろ用心棒」を用いて、電気柵のモデルの設置方法などの学習会の実施、既にある資材を使いながらの電気柵の点検や修繕作業を行政が財を投入し積極的に推し進めることで、地域住民も有効的な防護柵の設置に協力的な姿勢をとることが出来るのではないかと結論付けました。

進級論文で解決策の提案まで書いてしまったので、卒業論文でも同じテーマでやるかはまだ決めていませんが、引き続き“篠山”に関するテーマで卒業論文を書きたいと考えています。

最後までご覧いただきありがとうございました。