sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

入学・進級された皆さん、おめでとうございます!!!!!! 佐山ゼミ新4回生の高本侑加です。

今回は、進級論文について書かせていただきます。 私の進級論文のテーマは「福山の復興術から見える『ばらのまち 福山』の魅力」です。

私の故郷である福山市は、1945年に福山大空襲で壊滅的な被害を受けた町です。その時、住民が戦後復興の一つの手段として、「ばら」という植物を植え、住民の心を復興させ、市民に大きなパワーを与え続けてくれたことが『ばらのまち 福山』のはじまりとなりました。

私は、環境政策から持続可能な地域、また人と自然の関わりなど幅広い視点から見て問題解決していく視野・考え方を学んでいます。学びや身近な生活の中で、福山市民全体で魅力や認識の低下の問題があると感じる経験を多くしてきました。そこで、進級論文では、現在も福山のシンボルとして輝き続けている『ばら』に注目し、社会問題の一つである人口減少を阻止する為に、魅力の浸透・認知度の問題を取り上げ、調査しました。「ばらのまち福山」の魅力の浸透低下の原因に、他県で花を復興の一つとして用いたり、花を市のシンボルとしてまちづくりなどの政策に取り入れていたりする地域が少ないのではないか。似たような事例がない為、身近に感じ感じることができず、魅力の浸透低下が起きているのではないだろうか。と仮説を立てました。政令指定都市に限定し、独自調査ではあるがホームページや論文・新聞などから調査を行いました。20の市の中から、復興やまちづくり、地域活性化などで花を用いている市が14の市で行われていることがわかりました。

この結果から、他県の政策による影響ではないことが明らかとなりました。浸透低下の原因はどこなのか。そもそも、浸透低下しているという仮説が崩されるのか。

今回の調査を用いて、卒業論文では、「ばらのまち福山」に本当に魅力の浸透低下は起きているのか。その原因はどこに存在するのか。この2点を軸とし、福山市民の方に福山市の魅力の浸透度・発信についての現状調査し、新たなまちづくりや地域活性化の政策・世界バラ会議に向けて政策の考案していきたいと考えています。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

佐山ゼミ 高本侑加(たかもとゆか)