皆さんこんにちは、佐山ゼミ3期生の藤井智謙です。
はじめに、2期生の皆さんご卒業おめでとうございます。
そして、4期生の皆さん、これからよろしくお願いします。
今回は、私の進級論文のテーマについて説明したいと思います。
私は、大学では環境問題に関する授業のほかに統計学を主立って勉強しています。
そのため、今回の進級論文のテーマにも統計的なものを取り入れたものになっており、卒業論文も同様に統計学を取り入れたものを考えたいと考えています。
今回の進級論文のタイトルは『環境開発と経済効果』です。
このタイトルが意味していることは、国立公園の設立、登録に伴い発生する環境開発が、どれほどの経済効果を生み出しているのか、またその開発の規模になんらかの関係があるのかということです。
国立公園とは環境省の設定した定義によると「同一の風景型式中、我が国の景観を代表すると共に、世界的にも誇りうる傑出した自然の風景であること」であり、これらの傑出した景観をあえて開発したことにより生まれるメリットが、環境開発により発生するデメリットを上回っているのかという問題を、統計的な観点で調査して以降と考えました。
調査については、国立公園をある一定の種類で分類しその分類にしたがって相関係数を求めています。
仮説として設定した「国立公園の開発についてはある一定の相関係数のもとに成り立っている」は今回の調査で立証することが出来ましたが、今回の調査では、自然の価値を二酸化炭素吸収量で計算しており、この中には価値のつけることの出来ない歴史的、文化的価値の高いものは除外してあることが特記して挙げられます。次回の卒業論文では、調査候補地を絞り、実地に赴き調査を実行することでそういった文化や歴史的なものにも触れていきたいと考えております。