sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

里山実習

皆さん、こんにちは^ ^ 佐山ゼミ三回生の西村千咲です。

今回は、12月2日(土)に行われた里山実習について、お話します!

今回の里山実習では三田キャンパス内にて、ゲストスピーカーの方々の講義を受けました。

以下、スケジュールです。

①13:30〜15:00 「県内の獣害の現状及び対策について~阪神農林管内の事例を中心として~」

兵庫県阪神北県民局 阪神農林振興事務所 里山・森林課長 井上 靖 氏

②15:10〜16:40 「里地の活性化とは何か~白山麓 里地・吉野を事例に~」

関西学院大学総合政策学部非常勤講師 野畠 章吾 氏

 

①の講義では、シカやイノシシによる農林業の被害現状や生態、被害の対策方法を教わりました。森林植生の衰退が、野生動物が里地に下ってくる原因のひとつです。また、シカの密度が高まると、シカがディアライン(シカの口の高さを指す)の植物を食べつくしてしまい、生物多様性が失われます。そして、下ってきた野生動物による被害対策のために柵等を設置する場合には、定期的な点検・補修が大切になります。野生動物が柵外から侵入してくる動画を見せていただき、ただ設置するだけでは侵入を防ぐことが困難だと知りました。

講義の後半では、狩猟者の始め方とじびえ料理を教わりました。狩猟者になるための講座が開催されていることを知り、私が考えていたよりも簡単に狩猟者になることができるのだと思いました!また、美味しそうなじびえ料理をみて、ぜひ一度食べてみたいなと思いました^ ^

ちなみに、狩猟者試験に合格された方しかもらえない本を頂きました!ありがとうございました。IMG_0602

②の講義では、石川県白山市の歴史や観光名所、白山手取川ジオパークについて教わり、地域活性化とは何かについて考えました。白山市は2005年に1市2町5村が合併され新設された市で、2011年に市全域がジオパークに認定されました。そのため、ジオパークを活かした地域活性化が行われています。また、佐山ゼミのフィールドワークである白山麓実習が実施されており、今年で8年目を迎えました。白山麓実習の成果はジオパークに対する住民や地域の理解度向上や実習を通じた縦横のつながりの構築、強化等が挙げられます。里地の活性化(吉野の場合)とは、地域の誇りを知り伝え共感を生むこと、継続し信頼を育むこと、誰とどのように力を合わせるかという連携を築くことになるのではないかということを教わりました。

今回の講義で白山市の魅力を教わったので、ぜひジオサイトや白峰で行われている雪だるま祭りに行ってみたいなと思いました。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました^^