アーユーボーワン! みなさんこんにちは!
佐山ゼミ3年の和田紗季です。 私は現在、国際社会貢献プログラムでスリランカに来ており、青年海外協力隊の短期隊員として、5か月間活動します。 毎週、私がスリランカで体験したことをレポートしています。
さて、関学では学園祭も終わり、寒さが続く時期に入ったころでしょうか。
スリランカは雨期のため、夜は少し気温も下がるのですが、やはり日中は外を歩くと汗がダラダラ出てくるような暑さが続いています。 今回は、そんなスリランカの街角で見た面白い光景を皆さんにご紹介したいと思います。
◆野犬のお昼寝 スリランカの道路を歩いていると、日本で見たことのないような面白い光景を目にすることがあります。その一つが、野犬の昼寝姿です。
突然ですが、皆さんは野犬というとどのような姿を想像しますか? 私が思いつくのは、四本の足で立っているか、丸くなって寝ているか、横になっている姿です。 だからでしょうか。この姿は衝撃的でした。
犬が横にぱたんと倒れたように寝ています。
近づいても動かないし、音を立てても固まったまま。正直、息絶えたのではないかと思い、勝手に悲しくなっていました。
近くにいたおじさんが犬を追い払うために箒で音を立てていましたが、犬は眠たそうに起き上がってどこかへ行ってしまいました。
犬もゆったり暮らしているスリランカでした。
一方の私は、どうしてもこの寝方について気になったので調べてみました。
一説によると、横たわるのは、狩りをしていた時代の修正で、外敵が表れてもすぐに反応できるような態勢にしているのだとか。 日中は暑いので、この姿の方が、体温を逃がしやすいのかもしれませんね。
この話を聞くと、これは自然な光景なのかなと思えるようになりましたが、犬にとっての自然な姿を異常なものだと思うということは、飼いならされた犬を当たり前と思っている私の勝手な思い込みだったのかもしれないなと感じました。
さまざまな要因で、犬も人間と共生する中で習性を変えているのかもしれませんね。
以上、スリランカの犬の気になる習慣でした! また来週、デヴィピヒタイ!(「神様のご加護がありますように」の意味。どんな宗教の方にも使われますが、ムスリムの方にはあまり使われないのだとか。)