アーユーボーワン!
みなさんこんにちは!
現在、国際社会貢献プログラムでスリランカに来ている佐山ゼミ3年の和田紗季です。
今回は、スリランカの民族衣装、サリーについてご紹介しようと思います。
先日、スリランカに来たということで語学の先生とサリーを作りに行きました。
サリーは、既製品で買うことはほとんどなく、自分で布地を選び仕立屋で仕立ててもらうことが多いようです。
◆サリーの種類
スリランカには、サリーは二種類あって、キャンディアンスタイル ( 別名:オサリア ) と呼ばれるものと、インディアンスタイルと呼ばれるものがあります。
キャンディアンスタイルとインディアンスタイルは、見た目で違いが分かります。
キャンディアンスタイルは、腰の辺りにひらひらがついているのが特徴です。インディアンスタイルは、シンプルな見た目です。
サリーを作る前に、どちらのスタイルがいいのか、どんなデザインにしたいのか決めておくと妥協せずに選べるかと思います。
◆サリーができるまで
まずサリーを着る際には、ジャケット(下に着るTシャツのようなもの)と、サリー(巻く布)、裏地が必要になります。これら三つのパーツは、全て仕立ててもらうので、まずは、サリー屋さんに行って、サリーとジャケットになる布を選びます。次に、サリーの布に合った色の裏地を買いに行きます。最後に、サリーを仕立てるための採寸をしてもらったら後は完成を待つだけ。
↑ ジャケット ↑ 試着の様子。サリー屋さんの店内
仕立てるお店にもよりますが、1時間程度で仕上げてくれるところから、一週間程度かかるところまで様々です。布屋さんで聞けば、仕立てるお店を紹介してもらえるので、皆さんのお時間に合わせて仕立てるお店も選んでみてくださいね。
サリー(巻く布)自体の値段は、質にもよりますが安価なものだとRs.400~ ( 約320円から)とかなりお手頃です。仕立て代はRs.1000~1500 ( 約800円~1200円 )ほどなので、サリー1着当たり2000~3000円ほどで作ることができます。ぜひ皆さんもスリランカに来られた際には記念のサリーを作ってみてください!
◆男性の民族衣装
男性の皆さん。お待たせしました。続いて男性の民族衣装について
男性には、サラマと呼ばれる巻きスカートのようなものがあります。サラマはサリーとは少し違って、家で着用するものだそうです。よくお父さんやお爺さんが家用のリラックスウェアとして着用している姿を見ます。
では、公の場でどのような服装をしているのかというと、日本と同じように、ワイシャツにズボンスーツに革靴です。
サラマの購入はいたって簡単で、サラマとなる布を買うだけです!この布もサリーと同じくRs.400程(約320円)なので、お土産に買ってみてもいいかもしれませんね。
最後に、今回サリーを作りに行ったことで、また新しいスリランカの文化を知ることができました。
◆店員さんは男性
サリー屋さんの店内を見渡すと、フロアには男性の定員さんばかり、靴のコーナーでも、服のコーナーでも男性が立っていて「May I help you?」と聞かれます。
服の上からサリーの試着もできるのですが、その着付けをしてくれるのも男性。仕立てるときの採寸も男性という場合があるので、抵抗のある方は、女性に採寸してもらえる場所を選んでみてくださいね。
◆サリーを着る場所
サリーを買ったけど、どこできればいいのか分からないと思われる方も多いかと思います。
スリランカでは、サリーは女性にとってスーツのようなもので、オフィスで働く女性や学校の先生、ホテルのスタッフなどはサリーを着ています。実は、スリランカの公務員の女性はサリーを着用することが義務付けられており、男性の公務員は、洋服を着るのであればネクタイをつけるのが義務とされているそうです。
以上、サリーから見たスリランカでした。
それではまた!アーユーボーワン!