皆さんこんにちは。佐山ゼミの中井康間です。
今回は、先日行われた里山実習の様子について、書きたいと思います。
10月28日~29日にかけて、関西学院千刈キャンプにて炭焼き体験を行いました。
まず、炭焼きの基本的な方法と知識を、DVDを見てイメージしてから、実習に臨みました。
炭ができるメカニズムは、炭窯の中の温度を上げることにより、熱の流れを作り、炭にしたいものの水分を飛ばすことで、炭化して、適切なタイミングで炭化を止めてやると、炭ができます。
今回は、オイル缶を用いて簡易的な炭窯を作り、その上部で、火を起こして温度を上げて作ります。
手順は、
①ブロックでオイル缶を囲い、煙突をオイル缶に付けます。
②オイル缶とブロックとの隙間を土で埋め、隙間をなくします。
③オイル缶の中に、炭にしたいもの(炭材といいます。)を入れます。今回は、竹と、まつぼっくりを入れました。
④これに焚口と呼ばれる、開閉できる場所がついたふたをして、焚口は閉めずに、そのうえで焚火をして、オイル缶の温度を上げていきます。
⑤うちわであおぐなどして、熱の流れを作ります。この時、熱の流れができると、煙突から白い煙が出てきます。竹から水分が飛んでいる水蒸気の煙です。
⑥熱の流れができたら、焚口を閉め、その上から砂をかけ保温状態にします。
⑦水分が完全に飛び、煙が透明になったら、煙突を抜き、土で完全に密閉するように覆い、空気が抜けないようにします。(下の写真右)
⑧この状態で、一晩おきます。
そして次の日…今年の里山実習メンバーの炭づくりの成果はこんな感じです!
最初あった量よりかは燃えてしまい、少なくなりましたが、しっかりと炭ができました! 佐山先生が用意してくださった、まつぼっくりの炭は、とてもきれいにできました! まつぼっくりや、ドングリなどの炭のことを「飾り炭」というそうです。インテリアに向きそうですね笑
炭を作るとなると、長い時間がかかると思っていましたが、1日でほぼ完成させることができると知り、意外と短時間で可能なんだなと思いました。
ですが、当日は欠席者が多く、さらには台風が接近している中での作業だったので、非常に大変でした。
今回は台風の影響で、天候が悪く、本来2日目午後に予定していた、クヌギの苗木を保護するための筒の取り換え作業はできませんでした。ですが、みんなで協力して作った、野外炊飯では、シチューがとてもおいしくできました。お風呂に入る前には、卓球を1時間くらいしたり、運動もして楽しい時間もたくさんありました。
悪天候でしたが、炭焼き体験はとても貴重なものとなりました。皆さんも機会があれば、ぜひ作ってみてくださいね! 消臭効果抜群ですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。