sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

国立環境研究所実習 2017年8月21日~8月25日

こんにちは。佐山ゼミの中井康間です。

今回は、夏季実習で行ってきた国立環境研究所での内容をお話しさせていただきます。

メンバーは、僕と上田君です。

以前の、大阪湾の水質調査でお世話になった、牧さんにお世話になり、国立環境研究所の研究員の方々に、インタビューし、知識を深めました。

特に私は、五箇公一先生との面談で主な内容となった、ヒラタクワガタの遺伝子交雑が、一番記憶に残っています。

ヒラタクワガタは、遺伝子交雑が非常に問題となっている種で、飼った人々が、外国産のクワガタを野外に放してしまうことが一番の原因です。そして、交雑してしまうと、元の純粋な形には戻ることはなく、子孫にも影響するので、絶滅の危険性があります。また、昆虫類の生物保護は重要視されていないのではないか思っていたところ、その通りで、ただ、生物の保護に優先順位はなく、すべての生物が生態系の維持にかかわっていることから、すべての生物を平等に守っていくことが重要だとおっしゃっていました。

 

研究所内には、様々な施設があります。その中の一つに、タイムカプセル棟という施設があます。

国立環境研究所3

ここは、生物の骨や、組織などのDNAを含んでいる部分を、粉砕し、液体窒素で冷凍して保存している施設です。将来的には、絶滅危機にある生物をiPS細胞とも掛け合わせて再生できる可能性があります。このようにして、生物を保護する取り組みも行われています。

 

面談だけではなく、水戸湾にて水質調査も行いました。牧さんの運転で、2か所廻って、その後研究所に戻り、採水した水のろ過や、調査を行いました。

水戸湾には、釣り人が多いせいか汚れているところもあり、油が浮いていて、濁っているところもありました。

研究所で、ろ過した際にはろ紙がすぐ緑色に変色していました。

国立環境研究所1  国立環境研究所2

酸素の含有量も調べ、水深が深くなるほど酸素が薄くなっていくということがわかりました。

 

国立環境研究所では、約1週間研究員の方との面談や、水質調査などを通じて、生態系維持の大切さや、資源循環の在り方などを学ぶことができました。ここで得た知識を、進級論文や卒論に生かしていきたいと思います。

余談ですが、1週間、ウィークリーマンションで2人で過ごしていたので、その時に作った生姜焼きの写真を載せておきます。2人で協力して作りました。

国立環境研究所4

 

最後に、私はプライベートで、国立科学博物館にも行きました。じっくり見学できる時間はありませんでしたが、非常に大きな施設で、じっくり見ると1日では足りないと思います。博物館が好きな人や、東京に行かれる際は、ぜひ行ってみてください。

 

1週間、国立環境研究所にて、様々なことを学びました。これを今後の生活にも生かしていきたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。それでは。