こんにちは。佐山ゼミ3年の中井です。
記念すべき10回目の投稿は進級論文について報告したいと思います。
題名にもあるように、私の進級論文の内容は昆虫です。昆虫類の観点から、自然生態系や絶滅危惧問題について考察しました。なぜ昆虫なんかについて論文を書こうと思ったかというと、単純に子供のころから昆虫が好きだったからです。昆虫について何か形にしたいとずっと思っていたので、昆虫の論文を書くと決めました。また、近年日本を騒がせている外来昆虫のヒアリやツマアカスズメバチなど社会問題となりつつある外来昆虫についても考察し、人間と昆虫の共生についても考察しました。本来は、人間の昆虫に対しての危機意識の低さが、昆虫生態系を乱してしまっているという仮定をもとに、アンケート調査などを用いて意識調査をする予定でしたが、情報収集にかける時間が足りず、現状とそれに対する考察のみになってしまいました。卒業論文では、意識調査をもとに適切な対策等を考察できれば良いと考えています。
先行研究では、国立環境研究所の五箇公一先生などと面談し、外来生物や日本の生態系維持の課題等について議論しました。また、これに関する書籍にも目を通し、外来昆虫が日本の在来の生態系や人間の健康にも悪影響を及ぼしていることが分かりました。生態系の基盤となる生息環境については、国立環境研究所の牧秀明先生と大阪湾神戸港と水戸湾の水質調査を行い、海中の酸素含有量や水温などを計測し、生物が生息しやすい環境について考えました。
具体的にどのような問題があるのかというと、ヒラタクワガタの交雑問題が挙げられます。外来のヒラタクワガタと日本のヒラタクワガタが交尾をしてしまい、雑種が生まれてしまうということです。日本本来の形がなくなってしまう恐れがあり、近年問題になっています。
このような問題を、卒業論文ではさらに発展させていきたいと考えております。
読んでいただきありがとうございました。