こんにちは!佐山ゼミ3回生の岩佐拓海です。
今回は夏休み期間の8/7に行われた神戸港水質調査について書かせてもらいます。
今回私は、国立環境研究所の牧秀明先生の指導のもと、環境省の職員の方と佐山ゼミOBの方と調査を行いました。
調査地は全6地点で、ポートアイランドをはじめとする場所が対象でした。
調査では、水の透明度や酸素濃度などを調べました。
水質調査自体は初めてだったので、最初は戸惑いましたが、徐々にやり方を覚えて慣れました。
牧先生は、水を採取する際、何度も「共洗い」という言葉を発していたのが印象的でした。
共洗いは化学分析をする時に行う作業で、採取容器の中を海水で洗浄します。
それは不純物などを取り除くための作業で、確実な数値を測定するためには欠かせない作業です。
研究者からすると当たり前のことかもしれませんが、私にとっては新鮮な作業で、改めて研究の難しさを感じました。
牧先生は水が汚いとおっしゃっていましたが、その言葉通り赤潮に覆われとても生物が住むような環境ではないようにと感じたのが率直な感想です。
しかし、地点によっては多くの魚やエイを見ることができ、自然の豊かさも感じられました。
エイは体長1mくらいのもので、海底の貝類を食べ荒らすそうです。
環境省は今、この問題で非常に困っているそう、 、 、 。
今回初めて、水質調査に同行しましたが、新たな気づきがたくさんありました。
私はこれまでに海辺に行って水を見ると、ただ汚いという風にしか感じませんでした。
しかし、牧先生の話を聞きながら調査をしていると、人と自然の共生の必要性について考えるようになりました。
また、ゴミが浮いていたことから、マイクロプラスチック問題についてより深く学ぶ必要があることも感じました。
今回の調査は本当に貴重の経験で、自分の視野を広げる上で大変重要なものになりました。
牧先生、このような機会を与えていただき、ありがとうございました。