パギ~! マレーシアに留学中、佐山ゼミ3回生の本田香織です。
マレーシアに来てもう10日以上、毎日熱帯雨林ど真ん中での生活を楽しんでいますが、慣れないことも多く試行錯誤の毎日です。
なんといっても虫刺されがすごく、蚊だけでなくダニやアリからの攻撃に苦戦しています…。
特に今週は、KSNPが提供している環境教育プログラムの一つであるマングローブ植林のアクティビティに関わらせていただいたため、泥の中を歩き回ったせいか虫刺されがとんでもないことになっています。
というわけで今週は、KSNPで実施される環境教育アクティビティ、その中でもマングローブ植林の様子をご紹介させていただきたいと思います。
こちらがKSNPの誇るマングローブ林です。KSNPのマングローブ林は多くの種類のマングローブで構成されています。 皆さん誤解されている方が多いと思うのですが、マングローブとは海水と淡水が混じりあう湿地帯に生息することができる植物の総称であり、マングローブという名前の植物があるわけではありません!
[caption id="attachment_3829" align="alignnone" width="225"] ↑↓KSNP自慢のマングローブウォークウェイ[/caption]
KSNPではまず参加者の方が安全に植林を行えるよう、事前に植林を行う場所の選択やマングローブ林の清掃を行います。
マングローブ林は、潮が満ちてくると海の漂流物が流れ込んできてしまうため、多くのごみが流れ着いています。また枯れてしまったマングローブや倒木なども同時に清掃しています。 (もちろんマングローブ林の清掃活動のアクティビティも行っています!)
[caption id="attachment_3837" align="alignnone" width="300"] ↑清掃前のマングローブ林、倒木や漂流物が散乱している
右手前の男性はKSNPのプログラムオフィサー[/caption]
[caption id="attachment_3838" align="alignnone" width="300"] ↑清掃後のマングローブ林、不安定な泥の足場の中での作業はかなりの重労働です…[/caption]
次に行うのがマーキングです。
参加者の方が植える場所を把握しやすいよう、こちらで事前に竹をさしておき、植林場所を指定しておきます。
またこの竹は植林後、マングローブの成長を支える添え木の役割も果たしてくれます。
[caption id="attachment_3835" align="alignnone" width="300"] ↑目印として均等に竹を突き刺していきます[/caption]
次に行うのが植林する苗木の選別です。
マングローブ植林は基本的に種ではなく、30cm~50cmほどに成長した苗木を使用します。そのためKSNPで育てている苗木の中から、植林するのに十分な大きさに成長しているものを選び出していく作業が必要です。
[caption id="attachment_3833" align="alignnone" width="300"] ↑KSNP内で成長させているマングローブの苗木[/caption]
[caption id="attachment_3836" align="alignnone" width="300"] ↑植林に十分な大きさのものを選び出し、植林場所まで運び出していきます[/caption]
そして最後が本プログラムの大本番、参加者の方による植林作業です!
地面に深めの穴をほり、そこにマングローブを埋め、カラーテープで添え木にゆるく括り付けていきます。
歩きづらい泥に苦戦しながらも、皆さん協力しながら楽しんで植林を行ってくださいます。
[caption id="attachment_3840" align="alignnone" width="300"] ↑植林後の様子
無事に成長してくれることを願います!![/caption]
この日のプログラムでは、約300ものマングローブの苗木を植林してくださいました!
以上がKSNPで行われるマングローブ植林アクティビティの様子です。
マングローブ植林を行うために、これほど多くの作業が行われていることを知っていただければ、植林したマングローブに対する思いも変わってくるのではないかと思います。
ぜひ皆さんもKSNPにマングローブ植林をしに訪れてみてください。 お待ちしております!
ジュンパラギ!