sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

マレーシア留学レポート(8)ラマダン編

パギ~!

マレーシアに留学中、佐山ゼミ3回生の本田香織です。

 

マレーシアにきてもうすぐ2か月、

先週末から、とうとう始まってしまいました、ラマダン!

 

私の働く自然公園はムスリムの多い職場、そして町に位置しているので、

町のレストランはすべてクローズし、店やオフィスも34時には営業終了したりと、

ラマダンの雰囲気や影響をがっつり受けています。

KLなどの都心部は、ラマダン中も通常営業がところも多いそうです)

 

今のところ、日が昇った後に朝ごはんを食べているし、水も飲んでいるため(たまにこそこそクラッカーも…

ラマダンに挑戦しているわけではないのですが、同僚にあわせて私もお昼ご飯は抜きの生活を送ってみています。

 

ということで今週は、

ムスリムの一大行事「ラマダン」についてかいていきたいと思います。

 

ラマダンについて】

 

ラマダンとは1年に1度行われるイスラム教徒の行事であり、1か月間の断食期間のことです。

ただし断食といっても、ひと月の間何も口にしないわけではなく、

日没から日の出までの間(=夜~早朝にかけて)は飲食をしていい時間となっています。

 

またラマダン中は飲食だけでなく、喫煙や薬なども禁じられるらしく、

目薬やつばを飲み込むことですらですらアウトという人もいるようです。

 

ラマダンの時期はイスラムの暦の関係上、毎年少しずれていき、今年5/27~6/24となっています。

 

また日の出と日没のタイミングなんてそれぞれじゃん!

と思うかもしれませんが、ラマダン期間中は毎日、日の出と日没の時間になると、

ラジオやTV、近くのモスクなどから、時間を知らせる放送やお祈りが流れてきます。

 

ちなみにFacebookでも、こんな感じで日没の時間をお知らせしてくれます。

IMG_8612

 

なんだかんだといっての断食なので、痩せるのかなと思いきや

同僚曰く夜中に我慢したぶん暴飲暴食するため、ラマダンの時期は太るらしいです。

 

もちろんムスリムの方のみが行うもののため、異教徒や旅行者に対して強要されることはないのですが、

やはり断食を行っているムスリムの方への配慮は必要になってきます。

 

同僚は、気を使わなくていいよ!と言ってくれたり、

ムスリムの方がどこまで神経質になっているのかはわかりませんが

やはり堂々と食べたり飲んだりするのは遠慮した方がいいのかな、という雰囲気です。

だからといってピリピリしているわけでもなく、職場の雰囲気はいたっていつも通りです。

 

しかし断食のストレスや空腹からか、仕事がかなりスローペースになるらしく

また34時には営業が終了する店やオフィスも多いそうで、

ラマダン期間中はマレーシア全体の生産性がかなり落ちるそうです…。

 

私のインターン先であるKSNPも、普段は6時にカウンターをクローズするのですが、

ラマダン期間中は4時に営業終了させてもらっています。

(同僚曰くさっさと帰って、日没まで寝て空腹とのどの渇きに耐えるそうです)

 

またラマダン中は、なんと毎日!

4時頃~7時前までナイトマーケットがいろんなところで開かれます。

多くの人がここで食料を仕入れ、日没後にミニパーティーをするそうです。

[caption id="attachment_4014" align="alignnone" width="300"]IMG_8614 ↑↓道路がまるまる通行止めになり、屋台通りに![/caption]

IMG_8618

 

ラマダンマーケットでしか食べられないお菓子もあったりするらしく

これからひと月間、昼ご飯抜きでも夜にいろんな屋台飯を食べられると思うとかなりハッピーです!

 IMG_8619[1]

 

またラマダン明けには、「ハリラヤ」というムスリムの一大お祝いが待っています!

ハリラヤについては、ハリラヤを経験した後にまたブログにアップしたいと思います。

 

何はともあれこれから1月間、上司や同僚の信仰を尊重しながら、

私もせめて23回はラマダンに挑戦してみたいと思います!

 

それでは!ジュンパラギ!