sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

大学4年間の総括

佐山ゼミ4回生の寺尾洋(てらおひろ)です。

今回は、関西学院大学総合政策学部、そして体育会サッカー部で過ごした日々を書かせていただきます。

また、日本一のサッカーチーム、日本一のサッカー選手(MVP)になった過程を合わせて書きます。

宜しくお願いします。

 

大学生1年目、正直なところを言うと「総合政策学部は三田キャンパスにあり、体育会サッカー部は上ヶ原キャンパスで活動しているから勉学においても、サッカーにおいてもどちらも集中して取り組めるのだろうか。」という不安がありました。

実際のところ、90分間英語のみで行われる言語、大教室で行う講義でも全て英語で話す授業、様々な社会知識が大前提で行われる総合政策学部ならではの講義、様々なことが初めての体験であり、慣れないバス通学、体育会の仲間がいないなど本当に悩みは絶えず、サッカーの練習にも満足した状況で参加出来ない日々が続いていました。

そこで、意識したことは、「将来、日本一のサッカーチームになり、日本一のサッカー選手になるべく、今出来る自分の最善の準備を常に行っておこう。」ということでした。 具体的には、講義の時はサッカーは出来ないから勉学にひたすら集中し、サッカーの時は勉学のことを忘れて、ひたむきにボールを追いかけて、空いた時間でプラスアルファとして筋力トレーニングなど隙間の時間を見つけて努力し続けました。

今となって感じることは、「~し続ける。」ことが今の自分の成果に繋がったと強く言い切ることができます。

1年目は、勉強、サッカーどちらに関しても全力で取り組んだものの、結果として目に見える成果がなく、我慢の日々が続きました。

 

迎えた2年目に自分自身のサッカー人生が大きく変わるキッカケに直面することになりました。

それは、サッカー部が創部初の全国制覇を果たし、体育会をけん引する存在になりました。その逆に、私は前十字靭帯断裂という1年間サッカーが出来ない大怪我を負って、私のサッカー部での貢献の仕方、なぜサッカーを頑張ったきたのか、などを見直す機会を得ることが出来ました。

サッカーが出来ない日々が続くが、なぜか私は前向きな考えを持つことが出来ていました。その理由は、日本には春、夏、秋、冬、という四季があります。その中で、冬にいくら足掻いても春にはなってくれません。人生も同じで、冬にいくら足掻いても春にならないのであれば、春になったときに成功出来るように今は我慢強く人生の冬と捉えて今出来る努力をしようと取り組んできました。

そこで、私は改めて自分の強みは何事に関しても我慢強く努力を積み重ねることが出来る強みを理解し、日頃の食事、体のケア、肉体改造、読書、大学の勉学から新たな知見を得る、サッカーの動画を見るなどひたすら日本一というビジョンから行動を逆算していきました。

そうして大学3年目の9月頃にようやく復帰を果たすことが出来ました。しかし、すぐに結果を出すことは出来ず、公式戦にようやく出ることが出来ても、チームを勝利に導くことが出来ませんでした。個人としても、チームとしても3年目は本当に結果の出ないシーズンになりました。しかし、その衝撃が4年目の自分の革命的な進化を遂げるキッカケになりました。

 

3年目で得たことは、自分がチームを勝たせないと勝てないことです。それから私は、4年目に部員176名の副キャプテンを務める覚悟、ゴールで勝利を導くポジションに変更し、全て自分が責任を負える立場をとる決意をしました。

 

4年目、結論から言うと、最後の全国大会で優勝することが出来て、MVPを獲得し、決勝ゴールで優勝を導くことになりました。

正直に言うと、それくらいの努力、苦労、感謝をしたからこそ出た必然的な結果だったなと振り返ることが出来ます。誰よりも、後輩からの自分の見え方を意識して尊敬されるような行動をしていたし、毎日の練習を生きるか死ぬかの覚悟で取り組んでいたし、最後は俺しかチームを勝たせる人はいないと言い聞かせて、全力で取り組んできました。

本当に、プレッシャーが凄くて、眠れない夜、緊張で昼飯がのどを通らない、この場から逃げ去りたい、緊張を紛らわすために音楽を大音量で聴く、など様々に厳しいこともありました。ただ、それを乗り越える精神力が自分にはこの4年間で自然と備わっていました。

 

 

その要因として、サッカー部の取り組みに集中させてくれる環境を作って頂いた佐山先生の存在が本当に大きいです。

いつも、僕の取り組みを尊重してくれて「なんでもチャレンジしてみろ、総合政策学部の模範となってくれ。」など本当に頑張ろうという意気込みを与えてくれた存在であり、結果で恩返ししたいと常に思っていました。全国大会にも快く送り出してくれて、講義においても学ぶことが多く、積極的に読書してみようと思えるキッカケを僕に教えてくれました。

三田キャンパス生でも頑張れば、道は拓けるという可能性を佐山先生が提示してくれたからこそ、それを信じて進むことが出来ました。

今振り返ると、総合政策学部で三田キャンパスだからこそ、よかったのではないか、成果を出せたのではないのか、と思います。

 

私から、この記事を読んだ人に感じてほしいことは、どんな時でも自分次第で夢を実現することが出来ることです。

また、それまでに支えてくれた方々の存在を忘れず、思い出し、感謝してください。それが、原動力になります。

 

私の夢はまだ終わっていません。SPS awards 体育会功労賞という名誉あるタイトルを2つ取り、佐山先生を始めとする多くの人に成果で恩返しを目に見える形で成し遂げることです。

 

本当にありがとうございました。また名誉ある賞を貰い、ブログを書きたいと強く想います。