sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

《留学体験レポートinマレーシア その7》

パギ~!おはようございます。現在マレーシアで社会貢献活動に参加中の佐本朱理です。

 

早いもので、もうこちらに来て2か月がたとうとしています。222日に帰国予定なので、すでに帰国まで3か月を切りました。こちらの生活に慣れはじめ、自分の生活も仕事に対する意識も変わりつつあるので、気を引き締めないといけない踏ん張り時だと思っています。

 

さて今日は、今朝の訪問者に言われて改めて考えるきっかけになった「マレーシアは発展途上国なのか。」というテーマについて考えたことを書きます。

 

【マレーシアは発展途上国なのか?】

今朝、私の勤務先であるクアラセランゴール自然公園にやってきた子供連れのお父さんと話していた時の話です。彼は、私が日本人だと知ると「日本人の多くはマレーシアがまだ発展の途中だというけど、君はどう思う?」と尋ねてきました。

これは一年前の夏、約10日間のフィールドワークでマレーシアを訪れた時から、私自身も深く考えていたテーマです。なぜなら、フィールドワークのテーマが「マレーシアに外国からの開発は必要か?」というもので、このテーマに沿って10日間インタビューを行ったからです。10日間のインタビューと日本人12の学生で話し合った結果、私たちが出した答えは、「NO」でした。

 

私は、インタビューを行う際に出会ったマレーシア人のホテル経営者に言われた「私たちには考える力、試行錯誤する力がある。」という言葉が今でも印象に残っています。豊かな生活を送るために、現状を変えようと自分でアクションを起こしている人もいるのです。確かに、ゴミのポイ捨てがあったり、スピード違反が多かったり、仕事に対してlazyな人もいたり、まだまだ先進国というには道半ばでしょう。しかし、「発展途上国」という言葉一つではくくれないと今マレーシアで生活を送っているうえで実感します。マレーシアの環境破壊を危惧し、マレーシア固有のマレーバグの研究を行いながら、環境保全ボランティアに携わる友人、マレーシア政府の現状に疑問を抱きデモに参加する友人。マレーシアをよくしようと思い、行動を起こしている人を自分はたくさん知っているし、その人たちの前で「マレーシアは発展途上国。」とは私は言えません。

 

ただ、マレーシアはある程度発達し、西洋化も進みつつある中で、今のそこそこ便利な暮らしに満足している感じはあります。「発展途上国という一つのくくりではくくれないけど、今の暮らしに満足しており、現状を変えていこうとする意識の高い人の割合がまだ少ない。」というのが今の私の「マレーシアは発展の途中だと思うか?」という問いに対する答えです。

【おまけ】

マレーシアのスーパーマーケットで見つけた体重計。0.20RM(約5円)で、体重・身長・BMIを測ってくれます。試しに計測してみたのですが、体重は10㎏軽く、身長5cm小さいという誤差が出ました!マレーシアのスーパーマーケットでたまに見かけるのですが、今までに測っているのを実際に見たのは1人だけです。笑

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