sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

《留学体験レポートinマレーシア その6》

パギ~!おはようございます!マレーシアで社会貢献活動に参加中の佐本朱理です。 

ここ最近ずっと働きばなしだったので、月曜日から3日間お休みをいただき、ランカウイというマレーシアの観光地に行ってきました。そこで今日は、そのランカウイで体験したことを紹介したいと思います。

 

ランカウイ島について】

ランカウイはタイとマレーシアの国境付近に位置する島です。眺めの良い山や島の北東部の海岸からだと、タイが見えます。特有の美しい山や海といった自然のおかげで、アイランドリゾートとして注目を集め、国内外問わず多くの人々を魅了しています。欧米人からも人気があり、スパや高級ホテル、長期滞在用のコンドミニアムまでそろっている観光地です。

 

ランカウイエコツーリズム

今回の旅行では、ランカウイの美しい自然を満喫しました。

 その中でも印象深かったのがこちらの2つのパークです。

一つ目がマチンチャンカンブリアンジオフォレストパーク。ここはケーブルカーで山頂に上り、スカイブリッジという頂上の橋でランカウイを一望できるという有名なスポットです。ケーブルカーから見える壮大な景色にすでに興奮していたのですが、頂上スカイブリッジから見た美しい真っ青な海と濃い緑の山のコントラスト、そしてすぐ近くの白い雲を見ると、ここは天国なのではないか、と思わずにはいられませんでした。

スカイブリッジ。ケーブルで繋がれているそうですが、心なしか揺れているように感じました笑

 

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スカイブリッジから見たランカウイの海。生で見ると、より感動しますよ!

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二つ目が、キリムジオパーク。キリムジオパークランカウイ島の北東部にある自然公園です。

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の中心部と離れていることもあってか、一つ目に紹介したジオパークよりは、観光客が少ないように感じましたが、貴重な体験ができるので、訪れる価値が大いにあると思います。普通の自然公園と違うのは、園内を「船」のツアーで周るというところです。時間によりコースが分かれているので、コースを選んだら、船に乗り込みます。船で少し進むと、小さな船着き場に降ろされて、洞窟のツアーの始まりです。何千年もかけて作られた特徴的な洞窟の地形は、今も止まることなくその形を変化させ続けているそうです。その長い年月をかけて育まれた自然の姿に圧倒されました。洞窟ツアーの後、船に乗り込むと次の船着き場では、この付近に生息する魚を見せてもらいました。エイや日本では見たことのないようなヒトデやエビの一種を見たり、触ったりできる面白い経験ができました。そのあとは、船のうえから鷹のエサやりを見学しました。普段は遠くでしか見たことのない鷹を、その美しい茶色の羽がしっかりと目視できるくらいまで、近くでみることができ、感動しました。船の移動中も、むき出しになった岩肌が、人間の手の加わっていない自然を感じさせてくれる大満足のジオパークでした。

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【自然保護の観点から見たランカウイエコツーリズム

ランカウイエコツーリズムを体験する中で、印象に残っているのは、自然保護がほかの観光地よりも進んでいると感じたことです。マチンチャンカンブリアンジオフォレストパークでは、山頂に通じるケーブルカーに乗る前の入り口で飲み物の入ったペットボトルが回収されていました。そのおかげもあってか、遊歩道の脇にゴミのポイ捨てが目立つということはありませんでした。また、滝で有名な観光地でも、猿への餌付け禁止の看板が見られました。こちらに生息するのは、先日のブログで触れたロングテイルモンキーです。自然を観光資源として利用するのと同時に、保護していくという理想のエコツーリズムの形が模索されているのではないかと思います。

 

日々自然に囲まれて生活しているのですが、エコツーリズムとして本格的に整備された観光地を見るのは自分の仕事にも新たな観点がプラスされ、とても良い経験になったと感じています。明日からはまた気持ちを切り替え、仕事を頑張りながら、少し疲れたときは目を閉じて、天国のように美しいランカウイの景色を思い出そう!と思える素敵な旅になりました。ありがとうございます。