sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんにちは。佐山ゼミ新4回生の伊藤莉夏です。

もう2月も半ばとなりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は「寒い」よりも「暑い」の方が耐えられるので、春が待ち遠しくてなりません。コロナウイルスもまた感染拡大の傾向が続いておりますので、体調を崩されないよう、ご自愛ください。

さて、今回のブログでは進級論文について書かせていただきます。私の進級論文のタイトルは「ミレニアム開発目標(MDGs)に学ぶ持続可能な開発目標(SDGs)の展開」です。良いタイトルが思い浮かばず、不本意ながら文字数多めのタイトルになってしまいました。

国際社会共通の目標として採択された「ミレニアム開発目標(MDGs)」と「持続可能な開発目標(SDGs)」ですが、その普及率や認知度について大きな差があると感じたことから、その理由を探るためにこのテーマを選びました。それぞれの開発目標が定めた8つおよび17つの目標とそれらの策定プロセスを比較し、SDGsの主な普及要因として、➀策定プロセスに民間の利害関係者や企業などが加わっていること、➁途上国のみならず先進国も含め全ての国の発展に向けた目標設定であること、➂各目標が関連し合い、目標に対するアプローチ方法や手本が示されていたこと、➃国や地域の開発・発展にもつなげることのできる目標であることの以上4点が挙げられました。

世界は今「経済成長」に重きを置く傾向から、「持続可能な社会への発展」に重きを置く傾向へとシフトしています。以前よりも「世界をより良くするために」、世界中の多くの人々が行動を起こしていて、就職活動をする上でも、ESG投資やCSRなどの要素はかなり多くの就活生が見る部分であると感じます。

その中でも、環境問題などの世界の抱えている問題に対して個人が持つ意識には相違が見られます。進級論文では、MDGsSDGsが政府や企業に与える影響にフォーカスしました。卒業論文では、個人に与える影響にまで焦点を絞り、人々の意識について調査していきたいと考えています。

 

伊藤莉夏