sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

今週の三田・里山キャンパス(1013):今日のKSCサクラ標準木

今日はこんな感じです。(Ⅰ号館横)

 今朝の日本経済新聞の「春秋」には、ワシントン・ポトマック河畔で植樹式が催されたのは1912年の今日であることが書かれていました。

 

 それに関連して、私が機関誌『瀬戸内海』(No.79)に書いたことを以下、紹介します。

 

アメリカ合衆国の首都であるワシントンD.C.ポトマック川沿いのサクラは、尾崎行雄東京市長(当時)から贈られた日米友好の証として有名である。これを巡って伊丹市観光物産協会のHPでは次のようなことが掲載されている。1910(明治43)年1月に約2,000本の苗が第1陣としてワシントンに到着したものの病害虫に汚染されていて全て焼却処分されたことから、東京市は直ちに病害虫に強い苗木の生産を農商務省に依頼する。サクラの台木の生産を兵庫県川辺郡稲野村東野(現伊丹市東野)に頼み、その台木を静岡県庵原郡興津町(現静岡市)の農商務省農事試験場園芸部に運び、東京・荒川堤の五色桜から採取した穂木を接ぎ木した。その苗木約3,000本が1912(明治45)年3月に第2陣としてワシントンに無事に到着したという(筆者注:一緒に太平洋を渡った残り半分のサクラもニューヨークに無事到着した)。(略)寄贈から90年経過後には、ワシントンのサクラの子孫樹1本が伊丹市に寄贈されて2003(平成15)年4月に瑞ケ池(ずがいけ)公園に植えられた。さらに2012(平成24)年5月には「日米友好の桜100周年」を記念して新たにワシントンのサクラの子孫樹1本が伊丹市に寄贈され、市立図書館ことば蔵(伊丹市宮ノ前)の庭に植樹された。

 原文はこちらから → seto_vol_79.pdf

 

伊丹市観光物産協会はこちらから ↓ 

米国ワシントンの桜は伊丹産|固定ページ|伊丹市観光物産協会 (itami-kankou.com)