大家好!みなさんこんにちは。
佐山ゼミ4回生の栗本です。
今回は、9月の中秋節、2月の春節と並んで、中華圏の三大伝統節句の一つである「端午節」について紹介します!
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【日本の端午節】
日本の5月5日はこどもの日ですが、端午の節句ともいいますよね。
男の子の節句として、チマキやかしわもちを食べます。
実はこのお祭りは、中国の端午節が由来となっているんです。
“今年の”中華圏での端午節は6月9日です。
“今年の”というのも、端午節は旧暦の5月5日に従っているため、新暦では毎年違う日にちになります。これは中秋節や春節も同様でした。
日本では旧暦は使われていないので、新暦の5月5日を端午節としているのではないでしょうか。
【端午節の起源】
『今から約2,300年前の中国(当時は楚の国)に、屈原という国王の側近がいました。
正義感が強く情に厚かった屈原は大変人望を集めていたのですが、陰謀によって失脚し国を追われることとなってしまうのですが、深く失望した屈原は5月5日に汨羅(べきら)江に身を投げてしまったのです。
屈原を慕っていた楚の国民達は、太鼓を打って魚を脅かし、ちまきを川に投げ込んで屈原の遺体が魚に食べられないようにしました。』
(参考:http://sk-imedia.com/tangonosekku-6866.html)
つまり、屈原という英雄が川で自殺をし、国民たちがその遺体をたべられないようにチマキを川に投げたことが端午節の始まりのようです。
【端午節では何をするの?】
・チマキ(中国語では粽子)を食べる
・ドラゴンボートレース
端午節の起源から、チマキを食べることや、太鼓を打って魚を脅かすために、川でドラゴンボートレースが行われるようになりました。
現在では、チマキは手作りする家庭もあれば、店で買う家庭もあるみたいです。
私も友人の家族にチマキを食べさせてもらったのですが、日本のチマキとはかなり違います。
まずサイズが日本の2倍くらいあります!
具材は大きな肉がごろっと入っていたり、ピーナッツやしいたけ、卵の黄身を模したもの、などです。
また北部と南部など、地域によって味や具材、形が異なるそうです。
↓市場で売られている様子
↓台北1美味しい店のちまきだと言われ、もらった。 おいしい!!!
ドラゴンボートレースに関しては、国際大会も開催されているほどらしいです。
調べてみたら、日本でも横浜や江の島などで大会が行われているみたいです!知らなかった!
私の通っていた語学学校の学生も、毎朝早くから大会に向けて練習しています。
今年のレースをみに行けたらいいなぁ!
↓かじ取りの後ろに、太鼓をたたく船員もいます。
行事のたびに思いますが、台湾人は本当に伝統を重んじています。
中華圏の三大伝統節句を、運よく留学中に全て経験することができてよかったです。
では今回は以上です。