sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

網張実習!

こんにちは! 佐山ゼミ3回の中島です。 報告が遅くなってしまいましたが、私が夏に行った実習について投稿します。 私は8月16日~22日まで岩手県の網張にいました。 実習メンバーは岸田一登、西藤豊一、田邉麻弥、中島由美子の4人です!

☆1日目 到着

大阪から東北の岩手県に行くということで、朝とても早くに関空を出発しました。 午後3時ごろ網張に着き、バスから降りた瞬間、みんな感じたこと。 「涼しい…。いや、寒い!」 というのも網張は標高760mに位置し、夏の避暑地としても知られている場所なのです。

バス停に着き、約1週間お世話になる網張ビジターセンターに挨拶に行きました。 この日実習はなく、ビジターセンター館内や休暇村の案内をしていただきました。

ちなみに、私たちが寝泊まりする網張ビジターセンターと網張温泉のある休暇村は 徒歩5分くらいです。

☆2日目 ネイチャーゲーム体験

この日は朝から天気がよかったため、「朝のお散歩会」をしました。 これは休暇村の宿泊者を対象に網張の森を散歩するというもので、天気がよければほぼ毎日行います。 網張の森の自然を知るきっかけになるよい機会でした。

午前中は網張の森に生息してしまっている「オオハンゴンソウ」という外来植物の駆除を行いました。 amihari1 午後からは網張の森でネイチャーゲームをしました。 ベテランのパークボランティアの方が身近でできるネイチャーゲームを教えてくれました。 ネイチャーゲームは簡単なもので、森の中で自然に関するクイズをしたり、木を見て触って自分のお気に入りの木を見つけたり。 私たちも自分たちで新しいネイチャーゲームを考えたりして、自然の身近さを肌で感じることができました。

☆3日目 はじめての登山

私にとって人生初めての登山の日。 この日はビジターセンター主催の「岩手山火山教室」に同行させていただきました。 参加者は休暇村に訪れる登山を目的にした方々で、私たち実習生も一緒に参加しました。 山のことを熟知したパークボランティアの方々がサポートしてくださり、山に生息する植物のことなどを教えてもらいました。 amihari4 また、この日は天気が不安定で風が強く、夏とはいえ山道はとても寒かったです。 amihari2

☆4日目 ビジターセンター館内

この日は一日雨だったため、外での活動は中止になりました。 なのでビジターセンター館内の展示物について解説していただきました。 網張ビジターセンターには国立公園岩手山の自然の成り立ちや動植物の生き方などを、 パネルや模型でわかりやすく展示しているため、その地の自然を理解する上で重要な存在になっています。

☆5日目 外来種駆除/網張の森の散策

午前中は滝ノ上園地という場所に行き、オオハンゴンソウの駆除作業を行いました。 2日目に網張の森でみたオオハンゴンソウよりはるかに成長したものがその地域にたくさん存在し、 駆除するのにはとても苦労しました。 しかし、その地域のボランティアの方やパークボランティアの方と一緒に共同作業をすることができ、 予定より早く終えることができました。

午後からはビジターセンター周辺にあたる、「網張の森」の散策路を点検しました。 網張の森にはミズナラやブナが生息し、四季を通して自然散策が楽しめるそうです。 休暇村を訪れる人はその網張の森で自然を体感することができます。 amihari10

☆6日目 三ツ石山散策

この日は網張に来てから一番といってもいいほど天候に恵まれた日でした。 網張実習最終日、絶好の登山日和でした! amihari6amihari7amihari8amihari9

☆網張実習を終えて

環境フィールドを選び、実際に自然と深く関わったのはこの網張実習が初めてでした。 私は網張に来るまで、網張地域の自然のこともビジターセンターがどのような施設なのかも知りませんでした。

しかし実際に網張実習に行って、網張ビジターセンターでのたくさんの業務を通して、学ぶことがたくさんありました。 ビジターセンターが休暇村と提携して、季節ごとに自然を体感できるイベントを主催することによって、 網張に訪れる観光客は自然の素晴らしさを知ることができます。 私たちもそのようなイベントに参加することができ、自然の大切さを肌で感じることができました。

また、網張地域でパークボランティアの方々、休暇村の方々、何より網張ビジターセンターの方々から たくさんの貴重なお話を聞くことができ、本当に充実した毎日を送ることができました。 環境にも人にも恵まれ、私にとって網張実習は夏の素敵な思い出になりました。 お世話になった方々、本当にありがとうございました。