sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

2019年 岩手県網張実習 パート2

こんにちは。佐山ゼミ三回生の草刈朋代です。

前回の岩手県網張実習パート1の続きを書かせていただきます。

5日目は朝から三ツ石山に登り、9合目の三ツ石山避難小屋で清掃活動をしました。三ツ石避難小屋は無人の避難小屋ですが、他の避難小屋とは比べものにならないくらい綺麗な山小屋で、トイレの匂いもなく、日本一の避難小屋と言われているそうです。そんな避難小屋の清掃活動として、15年ぶりに窓を拭いたり、床を雑巾がけしたり、トイレットペーパーを装備したりするなどしました。15年ぶんの汚れが溜まった窓が見違えるぐらい綺麗になり、凄く良い活動だと喜んで下さり、私たちも貢献できて本当に良かったなと喜びを感じました。避難小屋の周りは池があったり山の頂上が見えたりと本に出てくるような穏やかな風景で、とても素敵な場所でした。

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お昼ご飯を山小屋で食べ、頂上まで登りました。登る最中は石ばかりの崖を登っているような気持ちで、滑る恐れもあり集中して登ったので神経をとても使いましたが、頂上で見た360度の壮大な景色は今まで私が見た山の頂上の景色と比べものにならないぐらい素敵で、どこか他の国にいるような感じがしました。疲れが吹っ飛び、風が心地よく開放された気持ちになりました。秋は紅葉がとても綺麗で私たちが清掃活動をした避難小屋のトイレも30分待ちになるなど、大変観光客で賑わうそうです。私もまた絶対に登りに来たいと思います。

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6日目は炭焼き小屋に行き、炭がどのように作られているのか、炭焼きという職業はどのようなものなのか、苦労されたお話、数少なくなっている炭焼き職人さんのお気持ちなどを聞きました。さまざまな苦難や失敗を乗り越ええ、1つのことをあきらめずにやり抜き、職業にしている姿がとてもかっこよかったです。私も間もなく就職活動が始まるのでいろいろ考えさせられ自分のモチベーションをあげることができました。その後に1人ずつ薪割りを体験させていただきました。思った以上に自分の力をコントロールすることが難しく、一度に割れないもどかしさを感じました。その後、雫石町で大変人気であるという有名なジェラート屋さんに連れて行ってくださり、みんなでジェラートを食べました。普段食べているジェラートと濃厚さが違い美味しくいただきました。

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午後からは炭火炊飯体験をさせていただきました。七輪と土鍋で炊いたお米はいつも食べているものと甘みが違い、凄く美味しかったです。炭焼き職人の坂内さんの自宅ではガスを止め、毎日朝から七輪でお米を炊いているそうです。手間をかけた分のおいしさだなと実感しました。その後は「次世代にどのように自然の大切さを伝えていくか」というテーマについて考えました。この網張実習で体験したことから学んだこと、自分の幼少期からの経験談などを踏まえて考え、1人ずつ発表をしました。一人一人がこの実習で大変貴重な経験をさせていただき、感じたことや自然の大切さから、私たちに何ができるのかを考えた時間はとても意味のある時間でした。

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このようにして最後の実習を終えることができました。この実習を通して私はさらに自然が大好きになりました。想像以上の実体験をさせていただき、自然と共存するとはどういうことか、共存するために私たちに何をすることができるのか、何をしなければならないのか、次世代にどう伝えていくのかなどを改めて考えさせられ、とても学びと成長のある一週間でした。参加したメンバー全員が岩手県へ訪れるのが初めてであり、岩手県の方々の温かいおもてなしや気遣いなど何度も感じました。どの方もとてもお元気ですごく大きなパワーと元気をもらえたような気がします。このような温かい人々に恵まれた網張実習に参加できとても光栄です。一人一人が今回の実習で学んだことをこれからの学びに活かせたらなと思います。

最後になりましたが、私たちの実習に携わってくれた網張ビジターセンターの大堀さん、坂内さん、広野さん、パークボランティアの方々、網張温泉のスタッフの方々、様々な方に貴重な体験をさせていただきとても思い出深い実習となりました。約1週間ではありましたが本当にお世話になりました。ありがとうございました!

また遊びにいきます☺!

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