こんにちは!佐山ゼミ三回生の松村優香です。
冬は極寒の三田も、最近はだんだんと暑くなってきて、梅雨入りも目前ですね。
話は変わりますが、今回のブログは先日行われた第三回の里山実習について紹介したいと思います!
今回の実習では、主に環境試験で使用される機器の製造・提供をされている会社のエスペックさんが主催されている「命を守る森づくり推進リーダー養成セミナー」に参加してきました。
神戸R&Dセンターに実際にお邪魔して、さまざまな企業の環境保全担当者の方たちと一緒に、生物多様性保全について見つめなおすことのできる、とても貴重な時間を過ごすことができました。
まず、「森はどのようにしてできるのか?」と題する講義を通して、エスペックミック株式会社の吉野さんから、森が自然に再生する条件や植物の種子が発芽する条件など、興味深い内容を聞くことができました。
種子供給源があり、その種子が鳥などにより運ばれ、運ばれた先が発芽できる条件を満たしている環境でなければ、植物が芽生えることはありません。豊かな森ができることは、とても幸運で奇跡的なものなんだなあと感じました。
キャンパスに向かう途中で毎日見ている山々も、長い歴史を持っており、貴重なものなんですね(^^) そう思うと、通学の道のりもより楽しくなります。
吉野さんからの講義のあとは、地域の植林イベントなどで実際に植えられる、ポット苗づくりを行いました!
普段なかなか土に触れることのない私たちにとって、とても新鮮な体験をすることができました。実際にムクノキ、ウワミズザクラなどの苗をポット容器に植え付けていくのですが、簡単そうに見えて意外とコツがいる作業でした。
この日は暑かったので、ポット苗に水をあげると、おいしそうに水を飲んでいるようでした(^^♪
ポット苗づくりを終えると、いろいろな企業の環境保全担当の方々と一緒に「生物多様性保全のための里山づくり」について、定められた条件をもとに、企業活動の一環としてどのように里山を再生させるか、意見を出し合いました。
自分自身も企業に勤めている一社員という立場にたって、環境保全と向き合うことはすごく難しかったです。しかし、企業担当者の方や、ほかのグループのアイディアを吸収することができ、とても勉強になりました!
今回の実習を通して、環境保全は”想い”だけではできないし、たくさんの人の理解と協力があって初めて成り立つものなのだと改めて実感できました。
この実習に参加できて本当に良かったと心から思っています。
これからの里山実習も楽しみです!!