sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

《留学体験レポートinマレーシア その8》

パギ~!おはようございます。現在マレーシアで社会貢献活動に参加中の佐本朱理です。

 

明日から12月ということで、日本の友達がクリスマスパーティーについて会話しているのを見て、「自分はクリスマスな雰囲気を全く感じさせない、夏真っ盛りのマレーシアでクリスマスを過ごすのか~。」と新鮮な気持ちです。ちなみにマレーシアでは、少数のクリスチャンの方々がクリスマスをお祝いし、人によっては、宗教を超えて仲の良い友人を招くというスタイルでクリスマスを迎えるそうです。日本のように町中がクリスマスの雰囲気一色になる、ということはないと上司が教えてくれました。

 

さて、今日は先日上司に連れて行ってもらったお祭りで見たペットについて紹介し、マレーシアのペットや動物事情について考えようと思います。

 

【ぺットを飼うには】

犬・猫など基本的な動物飼う以外にはライセンスが必要で、インコのような鳥に関しても人に見せてお金を稼ぐ“商用”だとライセンス必要になるとのことでした。日本でも外来種や希少種を飼育する際は届け出が必要らしいので、さほど大きな違いはないと感じます。

 

飼育するのにライセンスが必要なマレーシアの固有種で、絶滅危惧種のムサンパンダイ。

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【宗教と動物】

次に紹介したいのが、イスラム教徒と犬の関係です。日本での勉強不足で、こちらに来て初めて知ったのですが、イスラム教徒は犬に触ることができないそうです。イスラム教徒の上司が言うには「犬が嫌いではない。本当にただ触ることができないだけ。」とのことです。そのためか、私の住む、中華系の方が比較的少ないとは言われており、マレー系・インド系の多いオールドタウンでは野犬はあまり見かけません。しかし、先日連れて行ってもらったセキンチャンのような中華系の方が主に暮らす地域では、野犬をたくさん見かけました。

 

【野良犬、野良猫について】

野良犬という話が上記で出たので、この「野良犬、野良猫」という話題にも触れさせてください。マレーシアだけでなく、発展途上国新興国といわれる地域では野良犬、野良猫が先進国と比較して多いと言われます。確かに私がフィリピンに行った時もたくさんの野良犬を見ました。しかも、そのような野良の動物に対して、レストランの従業員が残飯をあげているのもここマレーシアでよく見かける光景です。日本でだと、特に野良犬というと保健所で保護されるという体制がしっかり整っていますが、ここマレーシアの田舎町では今のところ人々の生活に野良犬、野良猫が馴染んで生活しています。ただ、同僚のインターン生ビッキー君に聞いてみたところ、危険な場合には、保健所のようなところに連れていかれたり、銃で撃ち殺されてしまったりする場合もあるとのことでした。しかし、田舎の地域では、ヘルメットなしでバイクに乗るのが普通のように、警察や行政の取り締まりもそこまで厳しくないので、自分はそのような機会を実際にはまだ目にしたことはありません。

 

今日は、ペットという話題からマレーシアの普段の生活と動物について紹介しました。長々と書いてしまいましたが、①ペットを飼うのはマレーシアと日本でさほど変わらず、②宗教は動物と人間のかかわり方にも影響を与え、③田舎の地域では、日本ほど野良犬、野良猫に対する取り締まりも厳しくない。という3点をお伝えできたらと思います。お読みいただきありがとうございます!

それでは!