お久しぶりです。ブログ班の長谷川です!
先日、千葉県にある福祉社団法人の施設に訪れる機会がありました!
その時のことを書きたいと思います。
みなさん、福祉社団法人と聞くと、どんなことを連想しますでしょうか?
私なら、「介護」とか「相談窓口」とかを想像するのと同時に、なんとなく閉鎖的な環境を連想していまいます。
しかし、今回お伺いした社会福祉法人福祉楽団さんの取り組みがとても面白かったので紹介させていただきたいと思います。
まず、福祉楽団では、ほかの社会福祉法人と同様に、デイサービスや介護ケア、相談員、幼児保育等を実施しているだけではなく、
「福祉の従来のイメージを変える!」と福祉×○○というように、様々なクリエイティブな事業を展開されていました!
その一例です。
【恋する豚研究所】
こちらは恋する豚研究所という豚肉やハム、ソーセージを販売する会社です。
福祉楽団の取り組みとして...ではなく、株式会社を作っての運営をしているそうです。理由としては、例えば商品に、「社会福祉法人の~」とラベルが付くと、どうしても福祉のイメージが強くなってしまうことや、豚肉やハムを製造するに当たって、ライバルはほかの法人ではなく伊藤ハムなどの食品メーカーになります。なので「恋する豚研究所」という名前で会社を立ち上げて運営しているそうです。
ただ、単にハムを製造するだけではただの食品メーカーですね・・・
そこで!福祉×○○です。
ここで働く人は・・・福祉楽団の就労継続支援A型という福祉事業のかたちで、障がいのある人たちによって製造されています。
障がいを抱える人がここで働く経験を積むで、また就労への意欲へとつながっていくそうです。
実際に、この恋する豚研究所は現在、千葉県香取市のちょっとした観光場所にもなっており、商品デザインも、著名の方に頼んで製造をしているそうです。
購入される方はちょっとリッチなOLさんが多いとか!(通販事業もしています)
障がいを抱える方にとって、このように働く場所を作ってもらえるだけではなく、少し有名になりつつある恋する豚研究所で働けていることが誇りにも繋がっているそうで、とても素敵な事業だと感じました。
【多古新町ハウス】
ここも新しい施設です。簡単に言うと、デイサービス施設です。
しかし、見た目はあまり・・・そんな感じではないですよね
住民の方は、最初見たとき壁が黒いことから、「牛角」(全国焼肉チェーン店)だと思われた方が多いそうです。
このような建築デザインにされたのは、多古町の風潮に溶け込みやすいようにデザイン設計をしたそうです。
こちらは寺子屋です。
新多古町ハウスに隣接しています。
主に学生が利用されるそうですが、老若男女誰でも24時間利用できます!
24時間ってすごいなと思いました。都会には24時間はたぶん難しそう・・・。
福祉×若者!
ここを作った狙いとしては、若者のコモンズ、コミュニティースペース不足を還元することや、またデイサービスの隣に建てることで、おじいちゃんおばあちゃんも立ち寄るようになり、
高齢者の方と若者が相互にコミュニケーションを取るようになる機会が必然的にあることや、
デイサービスに立ち寄ってくれる、また関心を持つ若者が増えることで福祉を考えるきっかけにつながっているそうです。
以上です。他にも色んな取り組みや事業をされていてとても面白く、また学びになりました!
これからは福祉や農業など、単品ではなく、何かと相乗効果させていくことでその分野自体の維持や発展に繋がっていくのだろうなぁと感じます。
お忙しい中、とても親切にご説明していただきました。
またお伺いしたいと思います!