4回生の上田ひかるです。
6月28日(日)に白山麓実習プロジェクトは、キッズ☆マイスタープログラムを白山ろくテーマパークにて実施して参りました。
石川県指定希少野生動植物種に指定している「オキナグサ(翁草)」の盗掘が絶えない問題に、2年前から白山麓実習プロジェクトがアプローチしていたことがイベントの経緯としてあります。そして、2期生の先輩方が、キッズすくすく園芸体験という白山ろくテーマパークの集客力アップを図る事業を行っていた経験も踏まえ、オキナグサの活動を白山ろくテーマパークで行うことで集客力を上げると同時に、子供と保護者がオキナグサに触れ、考えてもらうきっかけを作りたいという想いがありました。そして、最終的には、オキナグサの保護活動を住民参加型にしたいという強い気持ちがありました。
イベント前に配布していたビラはこちらです。
参加者は、、
2回生(7期生):辻伽名子、垣内稍圭
4回生(6期生):藤本眞子、上田ひかる
野畠章吾先生
27日(土)の朝に京都を出発し、お昼頃に白山市に到着しました。昼食を済ませ、28日のイベントの際にお世話になる現地の方々へご挨拶に伺い、イベントの最終打ち合わせを行いました。
石川県白山ろくテーマパーク指定管理者 松崎紀子公園所長、石川県白山自然保護センター野上達也専門研究員、白山市観光文化部ジオパーク推進室 日比野剛主査、皆さま暖かく迎えて下さり、沢山の方に白山麓実習が支えられて来たのだと心の底から感じ、約1年ぶりに白山麓の地に足を踏み入れた私は胸が高鳴りました。打ち合わせ後には、野上専門研究員より実習生にオキナグサについてのレクチャーをしていただきました。開花、種の飛ぶ瞬間を捉えた映像には瞬きができませんでした!
そして、いよいよキッズ☆マイスタープログラムの開催日(28日)は、あいにくにも雨ということで室内での企画内容に変更しました。
当日のスケジュールは下記の通りです。
10時00分 受付
10時05分 挨拶
10時15分 絵本読み聞かせの時間「みんなお友達オキナグサ」(実習生作)
10時35分 オキナグサの絵を描こう
11時00分 保護者を対象としたオキナグサのミニ講義(野上専門研究員より)
11時20分 お絵かきの仕上げ
11時30分 記念写真撮影 解散
解散後、天候も良好になったため、テーマパーク内を5分程度散策
以上です。イベントの参加者は、親子5組18名でした。子供の年齢は、11ヶ月から7歳までと年齢層が幅広かったです。そして、イベント当日には、市民団体ツナグ白山麓の西東真莉恵さんと西東祐樹さん、そして、前公園所長である中村一彦さんが駆けつけて下さりました。
イベント実施後のアンケートでは、全体的に満足度が高い評価を頂きましたが、振り返りの際に、野畠先生を含め、実習生は自分達にできることがもっとあったのではないかと話し合いました。私たちにとって初めてのイベント企画ということもあり、工夫を凝らしきれない点があったと思います。
しかし、私達が準備してきたことが沢山の方々に○×の評価をされるというのは、学生という立場でありながら大変貴重な経験です。
今回のイベント企画を通し、秋に実施される小水力発電の環境教育イベントに生かせる点が沢山あると思います。今回、参加できなかったメンバーにもこの経験を伝えていきます。そして、秋学期に向けて2回生はイベントの企画書作成という初めての試み、4回生は就職活動を続けながらも、後輩指導という先輩としての責任感を持ちながら実習に挑んでいきたいところです。みんな、頑張りましょう!!キッズマイスターのリーダーとして頑張った眞子、お疲れ様でした。ありがとう☆ 2年生も絵本作りよく頑張ったねっ!企画に至るまで沢山ご指導いただいた、野畠先生ありがとうございました。
そして、この度のキッズ☆マイスタープログラムの実施に当たり、ご協力をいただきました皆様に、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
(左)北陸中日新聞 (右)北陸建設新聞