sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

2014年白山麓実習プロジェクト報告

こんにちは☆ 佐山ゼミ4回生の垣内です。 haku1 2014年度白山麓実習の報告をします! 9月3日~9月8日の5泊6日で、前半は吉野工芸の里、後半は白峰の御前荘に宿泊しました。 haku4 メンバーは 4回生 宇田学・大槻香菜・垣内万季・白石ひとみ・山本理奈 3回生 伊勢美咲・上田ひかる・藤本眞子・松田美有 9名という大所帯でした! 全体の引率は野畠章吾さんにお世話になりました。

今年は ①「白山吉野工芸の里を拠点とした未来里地プロジェクト~吉野を灯す水の旅~」 ②「食で魅せる白山手取川ジオパーク~市民の共有意識『あるある』を生み出すために~」 ③「都市公園におけるオキナグサ保護活動への提案~市民プログラムの継続と発展のために~」 以上の3本の発表をおこなうことが目的でした。

実習全体としては「継続」をテーマにしながらも、各企画の発表に向けて実習前、実習中と準備に励みました。 そんな今年の白山麓実習を1日目から振り返ってみたいと思います♪ 少し長くなりますが、最後までお付き合いください☆

☆ 9月3日(1st Day)☆ 京都で野畠さんの運転するハイエースに乗り込み、石川県へ! 途中のサービスエリアで昼食をとり、全員白山麓実習Tシャツに着替えます。 まずは白山市役所ジオパーク推進室へ。下見でもお話させていただいた中村さん(白山手取川ジオパーク推進協議会)がいらっしゃり、挨拶をしました。 その後、企画に必要な買出しを済ませました。 そしていよいよ山ろく部へ突入! 白山ろくテーマパークと白山吉野工芸の里にも挨拶を。 テーマパークには白山ろくテーマパーク所長の中村さんがいらっしゃり、温かく迎えてくださいました。 また、工芸の里では事務局長の西田さんに挨拶をしました。 ここで、地元の方たちに歓迎され、「おかえり」という言葉をかけていただきました。 先輩方の培ってこられた5年間の重みをひしひしと感じると同時に、自分たちも貢献しなければ、と決意を新たにしました。

その後、工芸の里のアート&クラフト館に移動! アート&クラフト館は3日、4日、5日の3日間、宿泊施設として使用させていただき、6日には工芸の里の発表の会場として使用します。 到着すると、野菜の差し入れや生け花がありました! 私たちが来るということで、準備してくださっていたようで、本当にうれしかったです。 改めて、ありがとうございました。

☆ 9月4日(2nd Day)☆ 実習2日目はテーマパークの指定管理者の宮腰さんから講義を受けたあと、公園ボランティアを行いました。 午前中は吉岡園地にて、シルバーの方に教えていただきながら、マリーゴールドを花壇に植えつける作業をさせていただきました。 haku14 haku3 たくさんのシルバーの方が出勤してくださっており、お話を楽しみながらの作業でした。 また、普段からあまり土いじりに馴染みのないメンバーもいて、とても貴重な経験にもなったようです! 午後は吉野オートキャンプ場に移動して、芝生のお手入れをしました。 最初は芝生と雑草との見分けがつきにくかった私たちですが、最後には袋にいっぱいの雑草を抜くことが出来ました!

ボランティアが終わりにアイスクリームをいただき、アート&クラフト館に帰りました。 夕食は工芸作家であり、白山麓実習をずっと応援してくださっている島田さんに作っていただきました。 島田さん特製のハーブカレーや、珍しいそうめんかぼちゃなどを調理しました。 私も島田さんに料理方法を教えていただきながら一緒に作りました! 野畠さんのご親友である前川先生(石川県高校教諭)にもお越しいただき、一緒に夕食をいただきました。 前川さんには発表内容のアドバイスなども頂き、本当にありがとうございました!

☆ 9月5日(3rd Day)☆ 3日目も前日と同様、公園ボランティアの予定でしたが、天気はあいにくの雨。 午前中は屋根のある玄関周りの掃除やしおり作りを行いました。 このしおりは公園センターのカフェでコーヒーを飲んだお客様やイベント時に配布しているようで、私たちの作ったしおりが配られているかと思うと少しうれしくなりました。 私たちも、それぞれの独特のセンスを思う存分発揮しました!(笑) haku15 午後はアート&クラフト館に戻って発表の準備をしました。 各チーム、厳しい指摘もありましたが、最終調整に励みました。

                   6日、7日の政策発表が記事になっていました!                        北陸建設工業新聞(9月5日) haku18

この3日間、お風呂は近くのめをと温泉を利用していました。 この温泉は昨年も利用しており、なんと受付の方は覚えていてくださいました! ここでも現地の方の温かさにふれつつ、心も体もあたたまらせていただきました。

☆ 9月6日(4th Day)☆

工芸チームの発表&座談会当日となりました! 実習開始当初から応援してくださっている、白山吉野地域振興協議会会長の西出さんが早めに来て下さり、会場の準備を行いました。 参加者の中には松本佐一さんもいらっしゃいました。 松本さんは九谷焼作家として石川県九谷無形文化財資格保持者の証明を受けていらっしゃいます。 haku13 お昼ごろにOGの先輩方やつなはくの方と久野先生、佐山先生が駆けつけて下さりました。 昼過ぎになると発表や座談会に参加される方々が続々といらっしゃり、会場はすぐにいっぱいになりました。 発表をする工芸チームのメンバーは緊張した面持ちでしたが、新聞社の方やテレビ局の方がいらっしゃり、私自身も少し緊張してしまいました。 haku2 工芸チームの発表タイルは 「吉野を灯す水の旅~吉野工芸の里を拠点とした未来里地プロジェクト~」 内容は、吉野工芸の里における小水力発電で、吉野地区の活性化を図ると言うものです。 haku5 発表後は参加者の方から、「どうして工芸の里なのか」「小水力発電は果たして採算が取れるのか」「水路はどこを使うのか」など、たくさんの意見や質問をいただきました。 発表後は座談会に移行し、6~7名のグループごとに意見交換をしたり、議論をしたり… 企業の方や地元住民の方、工芸の里の作家さんや行政の方など、さまざまなバックグラウンドを持った方が集まりました。 普段、めったに顔を合わせることのない方々が集まったせいか、これを機に本音を語ってくださった方も多く見受けられました。 最後には「またこのような機会を設けてほしい」「来年も楽しみにしている」などの声があり、座談会も充実したものとなったようです。                   今回の内容が新聞二社に取り上げられました!                         北陸中日新聞(9月7日) haku16                           北国新聞(9月7日) haku19

企画終了後は宿泊先である白峰の御前荘に移動しました。 夕食はなんと、OGの先輩方に作っていただきました! おいしい食事をありがとうございました♪ 大勢で食卓を囲み、にぎやかで楽しい夕食となりました。

その後は恒例の飲み会です☆ ジオパーク推進室の日比野さんも来てくださり、現役生、OGの方、つなはくの方、先生方と、楽しい交流の機会となりました!

☆9月7日(5th Day)☆ 5日目はジオチームとオキナチームの政策提案発表会当日です! 朝食もOGの方々に作って頂きました。 本当にありがとうございます!

先輩方のおいしい朝ごはんをいただき、政策提案発表会の会場である白山ろくテーマパークの公園センターに移動し、会場をセッティングしました。 haku7 最初はジオチームの発表、タイトルは 「食で魅せる白山手取川ジオパーク~市民の共有意識”あるある”を生み出すために~」 こちらはジオの恵みである「食」を使い、白山ろく地域の活性化とジオパーク推進の啓発を目的とした提案です。 白山手取川ジオパークといえば「水の旅」、ということでソフトクリームを白山、特産品のとちみつで水の流れを表現し、水で削られた岩石をイメージしたかきもちをトッピングした「まるっごと白山」を提案し、同時に試食会も行いました

haku6 つぎはオキナチームの発表です。タイトルは 「都市公園におけるオキナグサ保護活動への提案~市民参加プログラムの継続と発展のために~」 こちらは、前年度に提案したオキナグサ・・マイスター制度が実際はじまり、その継続と発展を課題として新たな制度「キッズ・マイスター☆プログラム」を提案しました。」

どちらの発表でも参加者の皆さんから多くの意見やアドバイスをいただき、提案をよりよいものへと発展させることが出来そうです!

                    今回の内容も新聞社に取り上げられました!                           北陸中日新聞(9月8日) haku17

発表の後は吉野オートキャンプ場にて恒例の懇親会が行われました。 石川県白山自然保護センター所長の栂さん、同研究員の野上さん、白山市観光文化部ジオパーク推進室室長の山口さんなど、政策提案発表会から引き続き参加してくださる方が多くいらっしゃいました。 haku12 haku11 haku10

参加してくださった方とゆっくりお話をすることができ、皆さんがこの実習を応援してくださっていることを改めて感じ、感謝の気持ちで一杯になりました。

☆ 9月8日(Last Day)☆ 最終日であるこの日。 私が目を覚ますとなにやら音が聞こえてきます。 キッチンを覗き込むと、なんと野畠さんと学が朝ごはんを作ってくれていました! 男性陣2人の作ってくれた朝食を食べ、白峰をあとにしました。 私はこのコテージを出発したときにはじめて、今年の実習が終わってしまったんだと感じ、少し悲しい気分になりました。

帰りはスーパー林道を通り、白川郷へ抜けました。 白川郷で楽しい時間をすごした後、京都まで野畠さんの運転するハイエースで帰りました。 haku8 haku9 この白山麓実習を通して、本当にたくさんの学びがありました。 現地で実際に実習を行うのは5泊6日という短い期間ですが、先輩方の培ってこられた現地との関係は実習開始以来、ずっと発展しながら今も継続しています。 今年度の実習は終了しましたが、11月のリサーチフェアなどを通じて、私たちも先輩方のようにしっかりとこの実習を後輩に受け継いでいきたいと思います。

最後になりましたが、白山市役所ジオパーク推進室、白山自然保護センター、岸グリーンサービス、白山吉野工芸の里、白山ろくテーマパークの皆様、金沢庭材株式会社の皆様、野畠さん、久野名誉教授、佐山先生、本実習に関わってくださったすべての方々に、心から感謝しています。 お忙しい中、応援に駆け付けてくださった白山麓実習OGの皆さん、そしてツナはくの皆さん、本当にありがとうございました。

次は11月21日、22日にリサーチフェアが待ってます! 最後までチーム一丸となって全力挑みたいと思います! それでは、長くなりましたがこれで今年度の白山麓実習の報告を終わりたいと思います。 本当にありがとうございました。