こんにちは!3回生の上田ひかるです☆ 今週のゼミは、環境省のアクティブ・レンジャー(AR)であった永原彰子さんをお呼びし、熊本県の阿蘇について講演を行っていただきました。
阿蘇の魅力は、なんといっても広大な草原です!まず、阿蘇草原についてのレクチャーを受けました。
牛の放牧を行うために、※野焼きや輪地切り作業が毎年行われています。
※草原に生える伸びたままの枯草を除去し、野焼きを行って新しい草の芽吹きを促します。野焼きを行う際は、周辺の植林地や建物に延焼しないよう防火帯(輪地)を作って野焼き地との間隔を空けます。防火帯を作るために草刈作業が行われ、これを輪地切りと呼びます。
野焼きと輪地切り 〔永原さんよりご提供〕
輪地切りは毎年夏に行われるため、炎天下の中で非常に体力的な面で厳しい仕事です。しかし、最近ではこれらの作業を行うのは7割が60代以上ということをお聞きしました。高齢化と都市化による若者の少なさに地元の方々は困っています。
そこで、私たち佐山ゼミは久野ゼミから続く阿蘇実習に参加し、輪地切り作業や牛の飼育ボランティアを行って地域の方々と交流を深めてきました。
実習4年目までは環境省と地域の公益財団法人による主催でしたが、5年目になり久野ゼミから発足したLink ASOという学生団体の主催に変わりました。Link ASOは、オリジナルのユニフォームを作ったり、実習前から地元の方々と親交を深めたりと阿蘇実習に工夫を凝らしてきました。輪地切り以外にも採草や牧地修理などの活動も行っています。
採草と牧地修理〔永原さんよりご提供〕
この実習は今年で10年目を迎えます。この10年を折り返し地点として、今回の実習では総括・まとめをする良い機会かもしれないです。
永原さん、貴重な講演を本当にありがとうございました。
佐山ゼミ一同、今後ともよろしくお願いいたします。