sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学記 No.16

こんにちは! 台湾留学中の櫻井晴菜です(^^)

今回は同じ学科で仲良くなった日本人の友達と宜蘭という所に行きました。 今まで台湾の西部にしか行ったことがなかったので東部は初めてです。 というのも、台湾の地形は先週の地質学でご紹介したように、東部はプレートの運動で地面が押し上げられ、 切り立った山地になっているので、道路整備等が難しく都市が発達しにくいのです。 私たちが今回宿泊したのも、頭城休閑農場という山の中に建てられた自然体験施設です。 では、写真を交えながらご紹介したいと思います。

今回私たちが参加したのは一泊二日の自然体験コースに、隣接するワイナリーでの酒蔵見学を付けた「酒香之旅」というものです。 ちょうど佐山ゼミの皆さんが神戸キリンビアパークにてビールを楽しんでいらっしゃる間に、私はワインを楽しんでいました(笑)。

酒蔵 こちらが酒蔵です。中には樽がたくさんありました。

ワイン製造器 これはワインを作る機械だそう。 台湾人は甘党の人がとても多く、酸っぱい葡萄は人気がなかったためにワインにされたそうです。

トマトの赤ワイン漬け プチトマトの赤ワイン漬けを作りました。味が染み込むまで3日間程待たなければならないので待ち遠しいです。 とても簡単だったので日本に帰ってからも作りたいと思います。

生態探索池 園内にある生態探索池。 カエルの鳴き声とセミの鳴き声が混じり合って幼少期の夏の思い出が蘇りました。

天燈 天燈2 園内では様々なDIY体験をしました。 これは夜に作った天燈です。願い事を書いて空に飛ばします。 現在、このような施設や天燈で有名な観光地では年中いつでも飛ばすことが出来ますが、 元々は2月にご紹介したランタンフェスティバルと同時期に行われます。 ある地域では一度に100個もの天燈を空に飛ばすため、とても幻想的な光景が見られるそうです。 そもそもは年末年始の時期に増える盗賊から身を避けるため山に逃げていた村民に、 家の番をしていた使用人たちが、小正月を過ぎた頃に安全を知らせるために飛ばしていたと言われています。

にんにくの酢漬け 次はにんにくの酢漬けを作りました。 園内で栽培されている野菜はすべて無農薬の有機野菜で、このにんにくもそのひとつです。 普段にんにくをこんなに大量に剥いたことはないので、とても時間がかかり指も痛くなりました。 台湾料理にはにんにくを使うことが多いので他の人はコツを知っているのか上手に剥いていました。

DIY 最後に、園内の植物を用いてマイバックを作りました。 小学校の図工の授業を思い出しますね。

日本でも「エコツーリズム」が推進されてきましたが、台湾でもこういった活動が盛んであると思います。 1998年に台湾レジャーファーム発展協会というNPOが設立され、 内閣府農業委員会、観光局、200近い農場と協力し休閑農場の発展に尽力してきました。 協会は先を見据えた「現在7割、未来3割」という理念、まさしく”Sustainable Development”を掲げています。 台湾でも日本でも農業従事者の減少と高齢化が進み農業経済が委縮する中、 こういった休閑農場での体験を機に、少しでも農業に対する関心が高まればいいなと思います。 こちらは協会のHPで、日本語ver.もあるのでぜひご覧ください。 http://www.taiwanfarm.org.tw/com/

再見!