sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

台湾留学記No.2

こんにちは! 台湾留学中の櫻井晴菜です(^^)

はじめに謝らなければならないことがあります。 何かしらの問題が起きてパソコンから写真がアップロードできなくなってしまったので 現在写真を掲載することができません。 原因が分かり次第写真を載せる予定ですのでご了承ください。

さて、留学中の生活をサポートしてくれる現地のボランティアの学生が居るのですが その学生と友達が台北市内を色々案内してくれました♪ 2月14日にはランタンフェスティバルに連れていってもらいました! この日は日本ではバレンタイン一色でしょうが、台湾では神様の誕生日でもあります。 ランタンフェスティバルの会場に行く前に夜市でご飯を食べたのですが、 そこではその神様の誕生日を祝う儀式が行われていました。 その儀式というのは、上半身裸で刺青を入れたちょっといかついお兄さんたちが 小さなお神輿のようなものに神様の像を乗せて担ぎ爆竹の中を歩き回るという一見クレイジーなお祭りです(笑)

爆竹の中を歩いてもけがをしないのは神様が守ってくれるからだそうで、 どちらに進むかも神様が教えてくれるらしいので、次にどこで爆竹が着火されるのかはまさに神のみぞ知る状態です。 少し怖かったですが、たまたま1年に1回しかない儀式に立ち会えたのでとてもラッキーでした☆

ランタンフェスティバル旧正月の前後に行われる祝賀行事で、様々な提灯が展示されていました。 今年の干支である馬を模ったもの、中国の古い昔話を表したもの、台湾の伝統的な暮らしを紹介するものなど、本当にたくさんのランタンが展示されていました。 中でも、去年台湾の動物園でパンダの赤ちゃんが生まれたらしくパンダのランタンが多かったです。

ランタンフェスティバルの会場ではランタン以外にも音楽ステージなども開催されていたのですが、 その会場の一つが「流行館」と名付けられた、152万本ものペットボトルをリサイクルして作られた建物です! 壁や照明もペットボトルで作られています。

これは、台湾の大きな建設会社である遠東グループが3年かけて研究開発、製造、建築を行い、 通称「遠東エコの方舟(ECO ARK)」と呼ばれています。 ナショナルジオグラフィックチャンネルでもこの建物について取り上げています。 台湾で1年間に回収されるペットボトルは約9万t、ミネラルウオーター600mlのボトル45億本にもなります。(台湾で売られているペットボトルはほぼ600ml) 遠東グループの社長は、誰もが社会に責任があるが、企業は更にそれを推進していく必要があると考えており、いわば環境保護という形でのCSR活動の一環で作られた建物だと言えます。

日本でもペットボトルの回収率は高くリサイクルも盛んに行われていますが、 近年日本のリサイクル業者よりも中国の業者の方が廃ペットボトルを高く買い取るようになったため、 日本国内でのリサイクルの循環が衰退してしまっているという問題があります。 また廃ペットボトルを輸出することは廃棄物を輸出することにもなり、バーゼル条約にも反する可能性があります。 この建物のように、少しでもペットボトルを再利用し、同時に人々の環境意識を高めることが 日本でも行われればいいなと思いました。

再見!