sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

進級論文について

こんにちは!佐山ゼミ新4回生の青木梨紗です。

近頃は新型コロナウイルス感染症拡大により、緊急事態宣言や時短要請など厳しい状況になっていますが、皆さんはお変わりないでしょうか?

最近ニュースを見ていると、各地では大学生など多くの若者が街に出かけている様子をよく目にします。

当初と比べ、感染への危機感が減っているのかなと感じております。

周りの方々に迷惑をかけないためにも、自分の身は自分で守り、必要以上の外出は控え、感染防止に務めた行動を心がけなければと改めて強く思いました。

ゼミブログを投稿するのは約1年ぶりで、少し緊張していますが、最後まで読んでいただけますと幸いです。

さて、ここからは本題である進級論文について書かせていただきます。

私のテーマは「イルカショーの歴史  なぜ全国の水族館にイルカショーがあるのか?」です。

私自身、動物が大好きで、もちろん水族館も大好きです。しかし、最近は、多くの動物保護団体が誕生し、動物保護の観点から動物達を解放するべきだという議論が多くなされています。また、動物達の真の在り方を世界に訴える為のドキュメンタリー作品も多く、これまで関心のなかった人々までもが知ることができ、解放を訴える人々も増えてきています。

私もイルカショーに出演するイルカたちの劣悪な飼育環境を訴える、あるべき姿を伝えているドキュメンタリー映画を拝見しました。動物保護の観点にとらわれず、自分自身で水族館、イルカショーに関して進級論文で調べたいと思ったのがきっかけです。これをきっかに進級論文にて、このテーマで研究をしたいと考えました。

水族館が始まったきっかけやイルカショーの世界的な始まりについて、日本でのイルカショーの歴史や、関西にある各水族館のイルカショーの導入時期や導入きっかけを調査し、水族館の本来の目的や日本におけるイルカショーの存在はどのようなものなのかについて研究しました。

水族館は食料のストックから観賞用へと変化し、技術の進歩により現在のような大規模な水族館が出来たとされています。イルカショーは映画撮影をきっかけに遊びからスタートし、トレーニング、研究するという形を経て今のようなエンターテインメント要素のあるショーが出来上がったとこれらの調査から分かりました。

イルカショーの導入が多く進んだきっかけに少なくとも来場者数の増加に繋がったこと、売上の貢献に繋がった事も否定できないと考えています。一方で世の中の考え方の変化に伴い、現在のような保護要素を多く持つ水族館が増えてきているということも分かりました。イルカショーという存在が我々に学びや感動を与えてくれることも事実だと考えています。

今回、各水族館の歴史や導入背景を知り、グラフ化したいと考えていましたが、答えられないとの回答も多く、イルカショー導入による来場者数への影響を具体的に明らかにすることが出来ませんでした。卒業論文では引き続き、このテーマについて調べたいと考えています。全国の水族館に可能な限りご協力頂き、影響を調べ、グラフ化したいと考えています。また、イルカショーを持たない水族館についても調査し、違いについても調べていきたいと思っています。これらの調査を踏まえて動物保護の観点にとらわれず、水族館にイルカショーは必要かどうかについて述べていく予定です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

青木梨紗