sandasatoyamacamのブログ

関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

2019年 福知山実習

こんにちは。三回生の草刈朋代です。

今回は先日の福知山実習について書かせていただきます。

今年は4回生3名と三回生4名が参加しました。

7時半に三田駅を出発し、そこから福知山駅まで行き乗り換えて大江山口内宮駅で降り、大江町毛原という場所でモデルフォレスト活動に参加しました。

この活動は(株)ESPECさんが企画している活動で今年で36回目となります。

大江町毛原地区は、日本の棚田百選に選ばれた、とても綺麗な棚田が広がっていて、すごく壮大な景色でした。

10時頃に開会式を行い、記念撮影を行いました。

次にヒノキ間伐の説明を受けました。今回間伐するのは幹が細いものであったり、枝分かれしているものです。木が混み合うと、一本一本の木に光が当たらず、葉や枝などが減るなどの影響があります。これらのことを避けるためにも、あまり上手く育っていない木は間伐をすることで、周りにあるヒノキをより太く、丈夫に成長させるという説明を聞きました。

私たちはみんな間伐がはじめての経験でした。今回は3チームに分かれ、三本の木をキノコ栽培用に間伐しました。

間伐するためにはまず木が倒れる方向を決めます。

次に木が倒れる方向の幹に水平となるような三角形の”受け口”というものを作ります。この三角形を作ることで重心を倒れる方向に持っていくという理由があります。そのあと、反対側に”追い口”という切り込みを入れます。”受け口”と”追い口”との間が幹の10分の1ぐらいになってくると木が揺れ始めるので、周りにいる人は木が倒れてこない方へ移動します。もし木が上手く倒れなければ、ロープで木を倒す作業をします。

このような手順で私たちも実際に間伐しました。

ノコギリを使うことも普段あまりない経験であるので、難しかったですが木を切っている最中からヒノキのいい香りがしました。

間伐の後は木の皮をめくる作業をしました。木が水分を多く含んでいる時にめくるのが一番めくりやすいそうで、皮がめくれた後の木はとてもツルツルしていて、乾燥している木とは表面が大きく違ったので驚きました。

めくる作業はとてもスルリとめくれたので楽しかったです。

午後からは地域の方、企業の方のご家族などみなさんとバーベキューをしました。

大自然の中バーベキューをするのはとても開放感があり、とても有意義な時間でした。企業の方がカレーや、冷製かぼちゃスープを作ってくださり、美味しくいただきました。

また、バームクーヘンも作りました。生地を満遍なく棒につけ、クルクルと回し、焼き色をつける作業を何度も繰り返し、出来上がった熱々のバームクーヘンは香ばしく、とても美味しかったです。

今回は一日の実習として参加させていただきましたが、普段は経験することのない貴重な経験をし、たくさんの自然と触れ合い、快晴の中、自然を守るために必要な作業に携われたことをとても光栄に思います。日常生活の中でこんなにも朝から夕方まで自然の中で過ごすと、スッキリした気持ちになれました。これからもこういった活動に積極的に参加していきたいと思います。

ESPECの皆さん、毛原地区のみなさん、私たち実習生を受け入れてくださり、本当にありがとうございました。

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