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関西学院大学 総合政策 佐山浩ゼミ(研究室)

スリランカ留学レポート(1) ごあいさつ

アーユーボーワン! みなさんこんにちは! 佐山ゼミ三回の和田紗季です。 私は現在、国際社会貢献活動プログラムでスリランカに来ており、これから5か月間、青年海外協力隊の短期隊員として、現地の小学生から高校生を対象に体育の指導をします。

今月から毎週、私のスリランカでの体験を皆さんにお伝えできればと思います。 皆さんに興味を持っていただけるような記事が書ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、第一回目は、スリランカ人が使う挨拶について皆さんにご紹介させていただければと思います。

スリランカの旅行本などではスリランカの挨拶が「アーユーボーワン」と紹介されていることがほとんどです。この「アーユーボーワン」は伝統的な公式の挨拶で、新年をお祝いするときや、かしこまった場での挨拶、初対面であまり会わないような人に挨拶をするとき、遠く離れる友人を送るときなどに使用するそうです。外国人がスリランカを訪れた際には、歓迎の意味で使う人も多いようなので、使ってみても喜ばれるかと思います。しかし、スリランカ人同士では、あまり使わない挨拶の様です。 では、普段はどんな言葉を使うのかというと、HelloやHiといった英語だそうです。最近は、挨拶や方向、日常で使う簡単な言葉は英語が使われることが多くなってきているようです。 個人的には、英語が使われるようになった背景には、民族の問題があるのかなと思います。 スリランカはインド洋に浮かぶ島で、北海道の5分の1程大きさです。そんな小さな島の中には約20の民族が住んでいるといわれています。スリランカの人口の大部分を占めるのは、シンハラ人とタミル人という二つの民族ですが、それぞれの民族は、宗教や食、言語などが異なり、タミル人はタミル語を、シンハラ人はシンハラ語を話します。そんな多民族、多宗教、多文化なスリランカでは、英語が民族間のクッションになっているようにも感じます。

ちなみに、今回は、私の任地がシンハラ語圏なので、シンハラ語の「アーユーボーワン」をお伝えしました。

皆さんも、スリランカに来られた際、またはスリランカの人に合われた際には、ぜひどんな挨拶をしているのか聞いてみてください! それではまた! ブドゥサラナイ!(「仏様のご加護がありますように」という意味で、仏教徒の方に使う書き言葉。宗教別の挨拶については、次回以降。)