こんばんは!!長谷川です。
今回は佐山先生から卒業論文について考えたこと等をブログに記載するように話を頂き、最近読んだ本について書きたいと思います。
「ソーシャルデザイン―社会をつくるグッドデザイン集」グリーンズ編です。
ソーシャルデザインとは:一言でいうと、「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」です。
私自身、この本のメディアサイトであるgreenz.jpという、世界各国のソーシャルアイデアを紹介しているサイトをよく拝見しているので、関心がありました。
また、3年次に多くの地域おこし協力隊の方に話を伺って、各々が取り組んでいることが、このソーシャルデザインに近いものではないかと思うようになり、この本を読みました。
この本を読んで、おもしろいな、と思った内容は、スウェーデンでのスピード違反に対する取り組みです。
日本や従来の発想だと、スピードを”違反”すると罰則があるという形が常ですが、ここでは、スピードを”守った”人に宝くじが当たるという制度です。また、この宝くじの懸賞金は、違反者から徴収した金銭でという仕組みです。違反をする人にとって罰を与えるというムチだけではなく、宝くじに使うというアメを使った逆転の発想であり、3日間で22パーセントも平均速度が下がったそうです。
”ソーシャル”や”デザイン”というと、なんだか大がかりで、魅力的なものをと思ってしまいますが、
普段の暮らしの中で、「もっとこうなったらいいのに!」と感じていることが、出発点だと思うようになりました。自分のなかの問題意識、つまり「自分ごと」がきっかけになるということです。
まだ、明確に取り組みたい「自分ごと」を決めれたわけではありませんが、この本や伺った話をもとに自分の出発点を広げ活かしていきたいと思っています。
また詳細を書きたいと思います。